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常総市:平成25年第3回定例会(第2号) 名簿 開催日:2013-06-10
常総市:平成25年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2013-06-10

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  1. 常総市議会 2013-06-10
    常総市:平成25年第3回定例会(第2号) 本文 開催日:2013-06-10


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1               〔議長岡野一男議長席に着く〕  開 議 ◯議長(岡野一男君) 御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は19名でございます。    ────────────────────────────────────                 午前10時01分開議 2 ◯議長(岡野一男君) これより本日の会議を開きます。  議事日程第2号により議事を進めます。    ────────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(岡野一男君) 日程第1に入ります。  ただいまより一般質問を行います。一般質問の通告者は全部で12名であります。通告順に発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力願います。  最初に、7番中村博美君。                〔7番中村博美君登壇〕 4 ◯7番(中村博美君) 皆様、おはようございます。7番中村博美です。通告に従いまして本日は2点の質問をいたします。傍聴者の皆様、お忙しいところをお越しくださいましてありがとうございます。今回は第1番目ということで本人の私が一番驚いているんですけれども、続いて石川さんですので最後まで聞いてください。  今回、初めて一問一答方式をやりますので、違うところがありましたら正してください。よろしくお願いします。  それでは1点目、きぬ総合公園の整備について尋ねます。  きぬ総合公園の質問は、16年3月議会、18年6月議会で遠藤市長に2回、21年3月議会の長谷川市長に続き4回目ですが、一般質問により改善されたところもありますが、一向に改善されないところが多々あり、高杉市長には初めてですのでしっかりとやりたいと思います。  私は、きぬ総合公園が大好きで毎週1回公園を利用した歩く会を開いて、この4月から16年目になりました。また、私は議員になる前に保健推進課長の依頼により茨城県に1カ月間雇用され、茨城健康プラザにいらっしゃる大田仁史先生考案である県内のヘルスロード構想コース認定調査員をさせていただきました。友人二人と私の三人で旧水海道市2カ所、旧石下町1カ所、坂東市2カ所、境町2カ所の合計7カ所の調査をしました。車いすで歩けるか、日よけの休憩場所はあるか、水分補給場所はあるか、調査項目は多種多様にわたり、ころころとメーター器を転がしながらメモをとりました。そして、ヘルスロードに認定されたコースの一つに私が推薦したきぬ総合公園1.2キロ周回コースがあります。きぬ総合公園は、皆様も御存じのとおり、早春には紅梅1本、白梅7本が咲き、春には300本あまりの桜が満開になり、秋には紅葉、冬には公園の真ん中の池にコハクチョウが訪れたこともあります。このように、きれいな公園ではありますが、16年間の歩く会の間、年々公園が変わっていくように感じています。昭和60年に開設され28年となりますと、すべての設備が老朽化しているのが現実です。現在の公園は、樹木が伸び放題に伸び、うっそうとした草だらけの公園です。梅の木はやっと昨年枝を落とし、きれいになりました。俗に言う桜切るばか梅切らぬばかから改善はされましたが、切るばかと言われる桜の木も折れた枝がぶら下がり、ただの伸び放題になっていて桜も切る必要があるのではないでしょうか。また、これまでの質問では物置になっていたレストハウスの開館、朽ち果てたベンチの交換、ヘルスロード看板の設置を要望し、実現してきました。しかし、一番気になっているのは公園の顔です。  貫通道路から入ると左側に垣根が続きます。右側は、どうしてこのようなデザインなのかと思われる奇妙なつくりになっています。そして、その奇妙なつくりの石垣やわけのわからない縁石には草がぼうぼうと生えている、見るからに悲しい公園の顔になっています。市長が語った、いや市長は僕ではないと言っていますが、今にも破綻しそうな常総市をこの公園は物語っています。破綻はしないんですけどね、破綻するなんてことをお話しされたんですけど、破綻は一切しないんですけど、この公園を見たときには、何だかもう知らない人は、本当にこの公園かわいそう、常総市は破綻しちゃうんだねって思うような悲しい公園になっています。
     今回は、常総市の総合計画書、この83ページに公園機能の整備の項目があります。公園施設の計画的な維持、補修の実施と市民のニーズに合わせた公園施設の充実やリニューアルの推進と掲げているなら、掲げたことを実行し、公園の顔をリニューアルしてはどうでしょうか。  そのほかに、質問をきぬ総合公園に絞り、順次質問をいたします。それでは大きな1番、常総市総合計画第4章潤いのある快適なまちづくり、第1章第2項公園の整備、施策1公園の機能の整備について、きぬ総合公園に絞り尋ねる。1)公園の顔と言える貫通道路の入り口は整備の必要があると思うが、市ではどう考えているか尋ねる。 5 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより執行部の答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 6 ◯都市建設部長飯田昭典君) おはようございます。それでは、中村博美議員の御質問1)公園の顔と言える貫通道路の入り口は整備の必要があると思うが、市ではどう考えているかについてお答えいたします。  きぬ総合公園は、地域のふれあい、憩いの場所としてのレクリエーション、スポーツや健康増進、各種団体の活動拠点として利用しており、また大規模な災害等が起こった場合は、避難場所や仮設住宅の設置等復旧活動の拠点ともなっております。  御質問の公園入り口の整備の必要についてでございますが、現在の配置は、県道取手豊岡線から市道3277号線に接続する形で市道と抱き合わせて一体的に行っております。また、公園入り口には歩道も並行して設けられており、県道から歩行者も安全に入れるように現在の配置に計画されたものでございます。また、撤去や設置等の規模が大きな工事を伴うものは多額な費用が必要であることから、変更することは難しい状況でございます。  今後につきましては、入り口付近の垣根や高木の枝払いなどを重点的に管理いたしまして、公園を見渡せるように整備促進をしていきたいと考えております。  以上でございます。 7 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 8 ◯7番(中村博美君) 御答弁ありがとうございました。  右側の大きな石垣ですよね、石垣。あれは撤去するのに本当に大変費用はかかると思うので、多分無理かなとは思っているんですけど、そこから草が生えていたり、下のほうの縁石がありますよね。部長に聞いていいのね。部長、縁石は見てくださいましたよね。あれを取ることはできますか。答弁してください。 9 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 10 ◯都市建設部長飯田昭典君) 今の縁石の件でございますが、公園と歩道も含めてすべてに関しまして、工事をやる場合にはどうしても仕上げが違ってくる、そういう場合で見切りという形で縁石をつけている場所もあるんですが、すべてに対して私も見ておりませんので、そのようなところは一概にすべて縁石をつくれということではなくて、それは現場に合ったような形で対応も考えていきたいと思いますので、今後その点は十分。 11 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 12 ◯7番(中村博美君) すみません、あまり現場を見てないとおっしゃったので見てください。あの縁石は、市長も10日までぜひ公園を見てくださいとお願いしたので多分見てくださったと思うんですけど、あの縁石は何の意味もないですよね。ちょっと聞いたら、車どめとか言ったけど、そんな車は梅の木のところまで入れるんだからね。何をとめるんですかというか、何にも意味のない縁石ですから、高くないから多分こんこんとやればと言うか、取れると思いますので、私はあれは本当に必要ないと思いますので、市長とよく相談してぜひ取っていただきたいと思います。1)は要望で終わります。  次に、2)に入ります。貫通道路から公園のほうを見ると、公園の中に奇妙なものが見えます。本来なら、水辺にマイナスイオンを送るべき役目の水車であったのですが、できた少しの期間は回していましたが、何らかの事情でぴたりととまり、動かさない車の部分はとっくに朽ち果てておろされました。水車が欲しいですね、せっかく水車の台があるんですから水車が欲しいです。しかし、水車をつける予算もない、今もね、石垣を壊す予算はないということで、予算ない、予算ないですけど、そして水車をつける予算がないのに台はおろす予算もありませんか、お聞きしますね。あのままにしておくと、あそこを通った人、一体あれは何だという状態です、本当に。台だけがあってね。2番、水車のない水車台は撤去すべきと考えるが、市ではどう考えているか尋ねる。お願いします。 13 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 14 ◯都市建設部長飯田昭典君) それでは、議員御質問の水車のない水車台は撤去すべきと考えるが、市はどう考えているかについてお答えいたします。  水車の再設置につきましては、破損したために撤去され10年以上がたっており、部品の調達が困難であること、また材質が木製であることから、鉄製に比べまして費用が割高となり、費用対効果が厳しいものと考えております。また、維持管理経費につきましても、部品の製作や保管などに相当額を要することは明らかでございますので、再設置は困難であると考えております。よって、今後は撤去に向けて検討を進めてまいります。  以上でございます。 15 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 16 ◯7番(中村博美君) 撤去していただけるのはありがとうございますと言うのはちょっと残念なんですけどね。水辺マイナスイオンというのは体にすごくいいということで、最初建設されたので、本当はつけてほしいんですけど、つけられないなら、もうあの台は取らないとおかしいですので、これも市長とよく相談してください。つけてほしいとはもう言えないので取ってください。  次、3)に入ります。平成16年3月の議会で質問しました公園内のレストハウスについて10年ぶりに質問します。公園は昭和60年につくられ、そのレストハウスは当時開館していましたが、何らかの事情ですぐに閉じてしまい、物置になっているので開館したらどうかと平成16年3月に質問しました。桜のころには必ずあけますという答弁で、すぐに4月の桜の咲くときにはあきました。当時はお花を生けくださっていたんですね、体育課の女性の職員の方だと思いますけど、いつもきれいなお花が生けられていまして、風の強い日なんかはそこから池を見て桜を見てなんていう方もいらっしゃったのでよかったなと思っているんですけれども、昨年平成24年4月17日に何者かにドアを壊され、閉鎖しました。もう1年2カ月になりますね。また、入り口にある自動販売機も荒らされて撤去されました。それから1年2カ月ですが、閉鎖のままになっています。  そこで質問3)、レストハウスの利用の目的は何と考えていらっしゃるんですか。あんなのなくていいよと思っていらっしゃるのか、それともやっぱりあったほうがいい、今あける努力をしていますというふうな答弁か、本当は努力していますという答弁が欲しいんですけど、お答えください。 17 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 18 ◯都市建設部長飯田昭典君) それでは、御質問、レストハウス利用目的は何と考えているか。また、現在閉鎖しているが再開するのかについてお答えいたします。  レストハウスの利用目的は、公園内での休憩所としての役割を果たすとともに、野鳥観察小屋として開放されていました。平成4年に供用開始して以来、破損行為や地盤沈下による危険が発生したため、使用停止の措置をとりました。その後、公園内の遊歩道が平成14年度に茨城県保健福祉部長からヘルスロードに指定されたことから、レストハウスを休憩所として再使用するために改修を行い、平成17年度より開放しておりました。しかし、その後もたび重なる破壊行為が発生したため、やむを得ず昨年の夏より再び使用を制限することとなっております。  今後につきましては、利用者のマナー次第ではございますが、閉鎖の継続、または使用の再開につきましては、慎重な検討が必要であると考えております。  以上でございます。 19 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 20 ◯7番(中村博美君) ありがとうございました。  休憩所と野鳥の観察ということで、冬には先ほど言ったようにコハクチョウが来たときもあるんですね。ちょっとここ数年は来てないんですけど、迷って来たのか、それとも新しいところを見つけて喜んで来たのかちょっと野鳥の気持ちにならないとわからないんですけど。冬はあそこで休憩されている方が多いんですけど、今、もう本当に悲しいです。やむを得ずはわかるんですけど、やっぱり定期的にパトロールをしているというふうな状況を見たことはあまりないんですね。だから、もっと定期的にパトロールをしたり、それから夜ですね、夜。夜だから役所の人はパトロールはしないでしょうけど、少しそういう手を加えているというのがわかれば、マナーが悪いなんていうこともなくなるのかなと思いますので、その辺は今、検討をしているということですけど、ぜひあけてください。板っぱちを張ってないで、きちっとドアをきれいにしてあけていただきたいと思いますので、これも市長と相談して、ぜひレストハウスをあけてください、お願いします。要望です。  次に4)に入ります。公園内にはベンチがたくさんあります。あずまやのついたベンチや木製のベンチ、新しくしたベンチなど、工夫をしてところどころに配置してあります。木製ベンチは趣があっていいですね。しかし、公園の現在の木製ベンチは朽ち果てかけています。また、朽ち果てかけているのではなく、池の中にある水辺を歩く木道はしっかり朽ち果てていて、その上にはアシが覆いかぶさり、うっそうとした公園の中のうっそうとした池になっています。平成21年3月に一般質問をしたときには、水辺のアシを少しずつ撤去する作業が行われていました。それから4年半以上、その作業を見たことはありません。確かに東日本大震災でそれどころではなかったのかなと思っていますが、既に震災から2年3カ月がたっているので整備してほしいと思います。  そこで質問4)、朽ち果てかけているベンチや朽ちてしまった木道のリニューアルの考えはあるか尋ねる。お願いします。 21 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 22 ◯都市建設部長飯田昭典君) それでは、御質問、朽ち果てかけているベンチや朽ちてしまった木道等のリニューアルの考えはあるかについてお答えいたします。  きぬ総合公園内には木製テーブルが4基、木製ベンチが74基、八つ橋が74メートル設置してございます。このテーブルとベンチは、平成14年7月に全面的に修繕を行いましたが、経年劣化が進行しており、八つ橋でございますが地盤沈下により原形をとどめておりません。  今後につきましては、供用開始後28年が経過しており、施設の老朽化も進んでおりますので、破損しているものや危険なものにつきましては、安全を確保するために修繕を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 23 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 24 ◯7番(中村博美君) 安全確保のために取っちゃうということですね、朽ちていて危ないものは。ベンチはテーブルとベンチのセットになっているのでひどいのがあります、梅の木の前あたりに。あそこを通ると怖いですよね。恐ろしい。あそこも、市長は通ってくださったかな、梅の木の前。あのベンチあたりの草がひざくらいまで生えているところにベンチがあるんですよね。とても座れないですね。座れないベンチはベンチと言うのかな。ベンチと言わないと思うんだけど。あれは撤去して新しいもの、新しいものというと後でお話をしようと思っていたんですけど、前回の質問のときに、国土交通省の木を利用した推進事業というのがありますというのが答弁の中にあったんですね。その国土交通省の木を利用した推進事業というのが、ずっとどれくらいまでやっているのかなということで、私もちょっと疑問なんですけど、多分部長はその答弁は覚えてくださっていますか。覚えてないかな。国土交通省の木を利用する推進……ちょっとはっきりとは。後で話します、もう少し。後で続きますので。  だから、そういうふうな木をもらってきてちょっとベンチを安くつくるというのができればいいなと思っていますので、まず取ってください。座れないベンチはベンチでないので取ってください。取った後に木を利用したものをつけてください。  以上です。4番は終わります。  次に5番です。公園の遊具による事故の多発により公園の遊具の見直しが行われ、きぬ総合公園内のアスレチック遊具も老朽化による板の腐食、くぎの突出により危険であると判断され撤去されて五、六年になります。当時、木の滑り台でしたよね、くぎが出ていたので危ないねなんていうことでそれは撤去されてしまいました。そのときの部長の答弁は、早急に市内の業者に依頼し、修繕を予定しておりますというのが答弁でした。でしたのに、撤去されたというのが現実です。修繕しないで撤去されました。また、そのときの答弁には、河川伐採木の有効利用を推奨しております国土交通省とも連携をとり合い、種々検討をしながらコスト削減及び耐久性のすぐれたものを追求していく所存ですという答えでした。ここで出てきました、すみません、ここにあったんですね。すぐれたものを追求していく所存の答弁は、あれから五、六年ですね。この追求はずっと続いているんでしょうかということです。つくづく議員は長くやらなくてはだめだなと思っています。追求の結果は、いつどんな形で出るのでしょうか。木製のすてきな遊具、そしてベンチを期待しています。そこで質問します。  質問5)、公園内で撤去した遊具の後、新しい遊具の設置の考えはあるか尋ねるということです。よろしくお願いします。 25 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 26 ◯都市建設部長飯田昭典君) 議員、御質問、公園内で撤去した遊具の後、新しい遊具の設置の考えはあるかについてお答えいたします。  公園にはウッドステーションという遊具がありましたが、平成21年に撤去されております。また、ターザンロープという遊具も平成21年度から使用ができなくなっております。しかし、現在、市の方針といたしましては、遊具を撤去した場合には新たに設置しないということにしておりますが、単に施設の撤去にこだわらず、中長期的な今後のあり方につきましても、財源を含めまして検討して全体的なリニューアルを行っていきたいと考えております。  以上でございます。 27 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 28 ◯7番(中村博美君) ありがとうございます。  全体的なリニューアル、これもさっきの追求し続けるのと一緒で、いつごろまでにリニューアルを考えるのか、本当にそういうところまで追求しないと、ずっと待っていても何も変わらないというのが現状ですよね。これでは追求し続けていかなくちゃならないなと私も思っているんですけど。このさっき話しました常総市総合計計画書の26ページです。公園の整備というところで、子供たちの居場所づくりで公園を整備するというのを掲げてあるんですね。私は火曜日以外にもよく公園に行くんですけど、土曜日、日曜日に子供たちが結構来ています、親子連れでお弁当を持って来ていらっしゃるんだけど、今言ったように、部長が答弁されたウッドステーションにターザンローブがなくなって、何ですか、ネットの張ってあるあそこに乗って、皆さん喜んで遊んでいるんだけど、たった一つですよね、遊具というと。あれだけになっちゃいましたよね。ちょっと寂しいなと思うので、今、全体のリニューアルということを考えているということなので、公園も遊具を少しふやしてほしいという要望をします。追っかけて行きますので、何年も何年も、私はもう2年で今度の選挙はだめになっちゃうかもわからないから。2年のときも追っかけますので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。これは要望ですね。1個じゃなくて、もっと遊具をふやしてください。  公園の最後の6番です。公園には日常的にシルバー人材センターの方々や造園業者の方々が樹木の剪定や除草作業をしてくださっていたように思います。平成18年の公園管理の質問の答弁はそのように答えていらっしゃいました。シルバー人材センターや造園業者で公園は管理していますというふうに答えてくださいました。しかし、その答弁の2年後ぐらいからシルバー人材センターの方々や造園業者の方々の管理はめっきり減り、年々公園がみすぼらしくなりました。要するに、合併後は年々予算がとれなくなったのだなというふうに考えざるを得ないのかと思っています。そして、今の公園樹木が伸び放題に伸び、草だらけのうっそうとした公園になってしまったんだと私は思っています。  そこで質問6、本年度の予算、公園管理経費の中できぬ総合公園の管理委託料は幾らになっているか尋ねる。お願いします。 29 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 30 ◯都市建設部長飯田昭典君) 御質問、本年度予算公園管理費の中できぬ総合公園の管理委託料は幾らになるかにつきましてお答えいたします。  公園に係る管理費用といたしましては、需用費、役務費、植栽管理委託料、清掃管理委託料等を合わせまして1,575万7,000円の予算額となっております。ただし、光熱水費につきましては、体育館、温水プール等と一括しておりますので含めてはおりません。  以上でございます。 31 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 32 ◯7番(中村博美君) 1,575万7,000円で、需用費、役務費を除くと、要するに公園をきれいにするために、除草と伐採をするために使っているのは幾らですか。 33 ◯議長(岡野一男君) 都市整備課長。 34 ◯都市整備課長(上方 靖君) ただいまの中村議員の質問にお答えさせていただきます。  きぬ総合公園の樹木の剪定、除草関係で1,408万5,000円、あと巡回の清掃としまして49万7,000円ほどで管理をしております。  以上でございます。 35 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 36 ◯7番(中村博美君) 1,408万5,000円と清掃で49万7,000円ですか、年間。すみません、きぬ総合公園て一番常総市では大きな公園ですよね。これで、このごろ見かけない清掃、伐採、植栽なんて何か植えていますか、どこかに。植栽って植えるだけじゃないの。植えていますか。すみません、お願いします。 37 ◯議長(岡野一男君) 都市整備課長。 38 ◯都市整備課長(上方 靖君) 植栽につきましてお答えさせていただきます。  新たな植栽は行ってございません。  以上でございます。 39 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 40 ◯7番(中村博美君) そうですね。桜と梅とあとの花はほとんどないですよね、何も。ボケの花が先ほど言った梅の前に少しあったりするんだけど、お花が全く植わっていない、そういう状態です。木のお花だけ。こういうところも今回の項目にはないですけど、そういうのも含めてもう少し予算を投入していかないと、今の状態はひざまで草が生えている、木々は横の木々とぶつかっちゃっていてジャングルのようになっているという。ここら辺の予算を市長に答えていただければ、どんなふうにというか。ないのでだめかな。市長、後でまた市長室にも行きますので、公園を見てくださった結果だけお願いしますね。  ということで、この費用では全然、常総市を代表する公園を管理するのは無理と思っています。なのでふやしてください、どんどん経費を。ふやせないと言うなら、私は前回質問した21年3月の質問のものを持ってきたんですけど、覚えてくださっているでしょうか。  これは群馬県太田市なんです。21年の質問の前に群馬県太田市に会派のみんなで研修に行きました。群馬県太田市は、行政改革が全国トップクラスの改革をいろいろ取り組んでいるということで、さまざま感心をしてきたんですけど、その中で、私はこの公園リメーク事業、今も続いていると思います。公園リメーク事業というのを太田市は立ち上げて、市民の皆さんからボランティアを募集したら公園を愛する人たちがたくさん集まって、私はここに花を植えたい、私はここの掃除をしたいというふうなことが出てきたという例があります。それを前回、公園リメーク事業を立ち上げたらいかがでしょうかとお話をしたんですけど、検討してみますで、もう4年もたっているということですよね。ぜひ群馬県太田市の公園リメーク事業を即調べてください、今はネットで幾らでも調べられるので。  それから最後なんです。皆さんにお伝えしたい話があるんですけど、一つは退職された男性が我がまちには立派な公園があるので歩いていたら、樹木の間に空き缶を見つけてそれを取ったり、きれいにしたいと思ったので掃除をしたりしていたら、市の方がその行為に気づき、ありがとうと最初のうちは言われていたが、そのうちにやめてほしいと言われましたということなんです。何でかなと思うんだけど、わからないでもないです。個人一人で一生懸命お掃除をするという行為はよくないのかな。私はすごくいいことだと思うんですけど、個人がばらばらに公園を掃除してくれるのは市にとって迷惑なのかなというふうに思うしかないと思っています。これは今回の質問にはないのでお伝えだけしておきますので、後で担当課に聞きに行きますのでよろしくお願いします。  もう一つは、公園には公園を利用して健康づくりをしている方がたくさんいます。先ほどいろいろ健康づくり、健康増進のために利用しているよと部長の答弁にありましたけれども、私たちのグループのほかにもグラウンドゴルフのグループがあり、芝生の上の競技ですから、芝の除草や刈り込みが大変だそうです。駆け込んで早く芝を刈ってよ、大会があるんだからというのが都市整備課のほうに駆け込まれたのが何度もあると思いますね。座って芝を刈る刈り込み機は市で持っているものなんでしょうか。これは質問の中にないので聞いていてください。  刈り込み機を市との話し合いで貸してくれると言ったんですって。ところが、やっぱり貸してくれない。貸してくれると言ったり貸してくれないと言ったりして、担当者の方が変わるたびに返答が違って、今現在の担当者には最悪の場合はだめになると思ってくださいと言われたそうです。かなりショックを受けていらっしゃって皆さん。貸してくれれば、運転する人がいれば運転してもいいのかな。それも後で聞きに行きますので、今回は質問項目にないので後で教えてください。そんなふうな公園での話を幾つか聞きます。  公園の話ですごく細かくて、ある人に言うと、そんなに細かい質問じゃなくて全体的に公園をどうするか、もうぼんと市の人に考えてもらえばいいんだというふうな御意見をいただいた方もあるんですけど、私もそういうふうにしたいです。きぬ総合公園をどんなふうに、今、リニューアルを考えていますという部長の答弁だったので、ぜひ急いで考えていただきたいんですけど、こういう細かい質問は前からやっていても全然改善されないので、今回1から6まですごく細かくやりました。これはきぬ総合公園だけです。  ところが、まちの中には、市長、親水公園は市長の並びですよね。現在の親水公園はどんなになっていますか。御存じですか。これも質問にないので聞いていてください。親水公園は花を生ける台がありますね。きれいに植栽して花を生ければきれいなんだね。あそこに枯れた草がぶよん、ぶよんと伸びていて道のほうに。コンクリートの花壇には全部枯れた草が生えていて、公園の中は草だらけ。もちろん親水公園の水もマイナスイオンを出すために噴水をつけていたのも今は全然動かしてないですよね。きぬ総合公園だけに絞るつもりだったんですけど、市内の公園を見ても本当にひどいです。今、市民の皆さんは、本当に常総市はひどいって言っています。  それで、高杉市長は8月からなので、震災もあったので仕方がないかなという部分もあるかもしれないけれども、公園、それからこの質問に入る前にお茶を飲んでいるときに、公園だけじゃないぞ、市道や県道もひどいよって。その辺を高杉市長にしっかりと市道も県道も含めてきれいにしてもらいたい。そしてまた、前回に質問をした公園のリメーク事業ですけど、道なんかにも、ここにお花を植えたい、何々町内会がお花を植えたいとかっていうふうなのも、市で指導していただかないと個人でやったのでは危ない。県道の草を取っていた人がやめてくださいって。これもやめてくださいと言われたそうです。縁石の外側の草を抜いていたら、危ないですからやめてくださいって言われましたよって、うちのほうの三妻の方がおっしゃいました。やめてくださいと言われたら、きれいにしたいのに何でやれないんだろうというふうに市民の人も思っていますので、何か市民の人が動きたい、市に協力したいというふうなシステムづくりをぜひ高杉市長、考えていただきたいと思います。  公園のほうはこれで終わりますけど、高杉市長、すみません、公園を見て来た感想と、これからどうしたいかなんていう答弁をもらってよろしいでしょうか、議長。公園を見て来てくださったので。お願いします、すみません。 41 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 42 ◯市長(高杉 徹君) 今回の質問の前に中村議員から、市長、ぜひ一度現場を見てくれという要望があったので、当然きぬ総合公園を見てまいりました。それから、先ほどほかにも御指摘があった宝町の親水公園も見てまいりました。それから、もっとうちの近くのカシワヤ薬局の前の宝町の緑地公園、あれも見てきました。感じるのは、先ほど道路のことも言われましたけども、今の時期になるとどこも草ぼうぼうであることは事実であります。公園の維持管理、これは非常に費用もかかります。ですから、財政も含めてどうするかということは今考えております。ただ、必ず一度は草刈りはします。  問題は、これから中長期的に考えたときに、果たして行政だけで公園の維持管理ができるんだろうかというふうに、私個人的には疑問を持っています。つまり、今、新しい公共という考え方を御存じだと思うんですけれども、公共サービスは必ずしも公務員だけがやるんではないよと。先ほど太田市の例を挙げましたけれども、いわゆるボランティアを募って民間の力で、市民の力で自分たちの公園なり、自分たちの身近な道路は清掃することも可能ではないか。それは公務員だけがやるのではなくて、市民みずからが公共サービスを担うという考え方です。太田市では先駆的にやっていたということですから、恐らくこれからの時代は、私はどこの自治体も維持管理費で大変費用は圧迫されると思います。であれば、何とか新しい公共、つまり公務員だけが維持管理をするのではなくて、市民もできるだけ参加し、ボランティアとしてその一角を担えるようなあり方を考えていきたいなというふうに思っております。  以上です。 43 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 44 ◯7番(中村博美君) 御答弁をいただいてありがとうございます。そういう意味でも、私は市民委員会、きょう傍聴に来てくださっている皆さんも女性団体の方や市民委員会の経験者というか、ボランティア大好きな方たちです。市民の力をもらうには、やっぱり最初は市で市民委員会なりをつくっていただかないと、勝手にグループをつくって公園を掃除して、公園に入り込んではいけないというふうに、やめてほしいって一人の人が言われたんですから。とてもショックでしたって、その方。もう退職して、力もあるので空き缶を拾ったり掃除をしていた。そんな方が参加できる。今はたくさんいますよ。退職されてもまだまだお元気なので、何か市のためにしたいという人がいると思いますので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。 45 ◯議長(岡野一男君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  中村博美君、次の質問をお願いいたします。 46 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 47 ◯7番(中村博美君) すみません、初めての一問一答なのでなれなくて申しわけないです。  次に、大きな2番、旧報徳銀行の活用について尋ねる。私が議員になる前に旧報徳銀行は市で買いましたね。話によりますと、高杉市長のお力もかなり多大であったというふうにお聞きしていますが、それが事実ならいつまで閉鎖をされるのですか。また、高杉市長の力が入った、入らないのを別にしても、まちの真ん中の歴史のある建物が市民に利用されず閉じたままというのは、本当にもったいないと思います。ましてや市民広場の建物の建設は、選挙公約とかで6,600万円も国に返還して建てない決断をしてしまいました。先月の千姫まつりでは急に暑くなり、日陰もないので御高齢の方々はかなりまいったと聞いています。市長も私も会員だったまちづくりネットワークも解散し、なごみ館もない今、市民広場の建物の建設は本当に必要でした。今でもとても残念です。旧報徳銀行が開館されて間もなく、宝町の方々の主催でストレッチ教室を開きました。近くの皆さんが集まり、月に2回ストレッチや運動をしました。通りがかりの人たちものぞかれ、参加して行かれました。
     今、市民の方々の声として、まちの中に気軽に運動する施設が欲しいという声が上がっています。坂手町の水海道体育館にトレーニング施設がありますが、あのような施設がまちの中にもあったらいいなという声です。予防医学に取り組む市長としてどうお考えですか。いきいき体操やはつらつ体操、太極拳やエアロビクス、ヨガ、フラダンス、ソーラン踊り、ストレッチ、ハッピー体操など日がわりにしても余るぐらい教室はできますね、まちの中で。  また話は市民広場の建物建設に戻りますが、市民が利用できる、そんなスペースを市民広場の中の建物に期待していました、私は。つくらないと宣言している市長なら、国から別の予算を獲得し、旧報徳銀行の耐震強化工事に一日も早く取り組むべきだと思います。金額が8,000万で買って、何だか耐震強化が8,000万かかるとか、それ以上かかるとか、全くうわさなのでわからないんですけど、後でまち中を活性化する力を市長に発揮していただきたいと思っていますので、後で市長、お答えください。また、開館されていたときには、宝町商店の皆さんで2カ月に1回年金日に年金市を開かれていたとお聞きしています。旧報徳銀行の中に絵画など、お客さんに喜んでもらえるものを展示してイベントを工夫していたそうです。これも本当に商店の人たちも力を合わせて何とかあそこの銀行をあけて、皆さんの活性につなげたいというふうに考えていらっしゃったと思うんですね。また、高校生たちもバンドか何かをやっていましたね。市長もそのときに一緒にまちづくりネットワークをやっていて、バンドの人たちともよく交流していたので御存じと思いますけど、若者から御高齢の方まで集まれる場所になっていたと思います、当時。  そこで、質問1)、市民広場の向かい側にある建物として旧報徳銀行を一日も早く使用できるよう開館をし、市民が集えるようにしたほしいが、どのように計画しているか尋ねる。お願いします。 48 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。産業労働部長。              〔産業労働部長浅野 忠君登壇〕 49 ◯産業労働部長(浅野 忠君) 旧報徳銀行水海道支店につきましては、大正期の洋風建築の特徴を今に伝える貴重な建物であることから、平成14年度から18年度まで都市整備課で進めておりました国土交通省所管のまちづくり総合交付金事業において、地域の情報発信の場及び市民活動の拠点と位置づけて、平成18年9月に当時の株式会社関東つくば銀行から市が取得をいたしました。平成18年12月には市の指定文化財となり、建物の内部をホールとして活用するための改修工事が計画されておりましたが、19年4月の市長交代により、改修工事後の活用方針が明確でないことから、指定文化財部分の保存を目的とした必要最低限の工事に変更され、増築した事務所部分の解体と内装の工事が行われ、耐震工事は実施されておりません。その後、周辺住民から使用の要望があり、中心市街地活性化の観点から商工観光課の所管となり、20年9月に市民コミュニティホールとして設置管理条例を制定し、供用を開始いたしました。  この間、コミュニティー活動やまちづくり活動の拠点として、また貴重な文化財としての景観を生かしたイベントなどの会場として活用されてきましたが、22年5月の市民会館使用停止を機に、旧報徳銀行の耐震診断結果を見直したところ、市民会館よりも耐震診断の値が劣っており、使用者の安全確保の確証が得られないことから、平成22年7月から今後の使用方針が決定されるまでは使用を停止することといたしました。耐震診断の結果から、地震の振動や衝撃に対して倒壊、または崩壊する危険性が高いと判断されている建物をそのまま放置することになれば、損傷や腐食、その他の劣化が進み、著しく保安上危険となるおそれがあります。現状のままでは保存も使用もできませんので、耐震改修工事を行って使用できるようにするか、取り壊しをするかの二者択一になると考えられますが、現在のところ結論には至っておりません。  以上です。 50 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 51 ◯7番(中村博美君) 御答弁、ありがとうございます。部長に答弁いただいたように、市の指定文化財で立派な看板が立っているんですよね。看板だけで中身なしという状態なんですけど。一つ、部長に再質問なんですけど、耐震診断の結果が悪いということで、東日本大震災で中はどうにもなっていないですよね。すみません、お願いします。 52 ◯議長(岡野一男君) 産業労働部長。 53 ◯産業労働部長(浅野 忠君) 震災後なんですが、表のところにひびが入っておりまして、当初確認できたのは1カ所だけだったんですが、現在ではもう2カ所ぐらい大きなひびが入っております。外壁が落ちるとかそういう可能性は非常に高いと思います。 54 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。時間のほうもきておりますので、要約してください。 55 ◯7番(中村博美君) ダッシュします。内壁が落ちてきたのは大震災の前ですよね。東日本大震災前に内壁がぽろぽろ落ちたということで閉鎖したんじゃなかったですか。もう一回答えてください。 56 ◯議長(岡野一男君) 産業労働部次長。 57 ◯産業労働部次長(飯田 茂君) お答えします。東日本大震災後に内壁が落ちたんです〔「違う、違う、違うよ」と呼ぶ者あり〕──その前から落ちていまして、また東日本大震災のときに外壁のひびと内壁の一部が落ちたということです。 58 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 59 ◯7番(中村博美君) あそこを使用していたのであれなんですけど、震災前に内壁がぼろぼろと落ちてくるということで使用が禁止になったと思うんですよね。そのときにも、何もどうするか、そのときからずっと何もないんですか。もう一度答えてください。検討していないの何も。 60 ◯議長(岡野一男君) 産業労働部次長。 61 ◯産業労働部次長(飯田 茂君) 東日本大震災後の後に市長を交えて、あと関係課と協議しております。結論にはまだ至ってないということでございます。 62 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 63 ◯7番(中村博美君) 協議したけど何もないということですね。もうこれ以上やってもあれなので、時間もないので、市長に。ここには今回は2)です。1番はいいです。もう何もないというのにそれ以上ないもんね。2)です。旧報徳銀行の活用について市長に尋ねる。よろしくお願いします。 64 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 65 ◯市長(高杉 徹君) 旧報徳銀行については、二つの意味でこれからぜひ保存し、耐震工事をし、活用していく方向で私は考えております。今、事務当局と詰めているところですね。これは財政面もありますからね。  その二つの理由というのは、一つは文化財として非常に価値が高いものだというふうに私は考えております。まず、明治時代に報徳銀行は水海道にできました。現在の建物の姿、位置は大正10年から12年にかけて現在地に建てられました。昭和の初期にいわゆる金融恐慌が起こったときに、昭和4年から恐らく10年くらいまでの間、当時の水海道町があの銀行を買い取って水海道町の銀行として運営した歴史があります。その後、昭和10年代に茨城農工銀行にまた売却をして、その後民間銀行としてずっときたということですから、明治、大正、昭和にかけての日本の経済金融の歴史を象徴する場所でもありますし、また大正期の代表的な大理石づくりの非常に荘厳な建物ですから、私は文化財として非常に価値が高い、そのように考えております。これが1点目。  2点目ですけれども、市民の広場が完成をしたことによりまして、あそこの広場から見るとちょうど玄関口のような位置になりますし、私は市民の広場と一体で考えていくことができるのではないかというふうに考えております。ですから、今、事務当局と財政、確かに8,000万くらいの耐震工事がかかるということですから、そこを慎重に検討しながら何とか二つの意味で活用し、保存する方向を考えていきたいと思っております。  以上です。 66 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 67 ◯7番(中村博美君) 御答弁、ありがとうございます。  皆さん、今の市長の答弁で後ろのほうから、皆さんいろいろな意見が出て。文化財として価値があるというのはもちろんわかっているんですけど、何も使わないんだったら、乱暴な言い方ですけれども、使わないんだったら壊しちゃえなんてまちの人じゃない人は。壊すのはとてももったいないともちろん思いますし、市長が今おっしゃったとおりになるとしたら、財源の問題ですよね。返しちゃいましたよね、6,600万。あのかわりに、これを何かまたまちづくりのお金か何かを皆さんで相談して、何とか一日でも早く持ってきていただくように、そういうところはどうでしょうか。努力をしているものが今ありますか。市長、もう一回答えてください。 68 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 69 ◯市長(高杉 徹君) 実は中村議員、今回の市街地にぎわい再生事業の見直しの中で、一つ予算を報徳銀行の改修に使えないかという県と国と検討はしたんです。使えればそれでやりたいというふうに思って検討したんですが、残念ながらそれは使えないという結論になってしまったので使えなかったということであります。 70 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 71 ◯7番(中村博美君) ありがとうございます。あまり希望が持てないですね。財源はもう市の持ち出ししかないんでしょうか。そういうことですか。もう一度答えてください。やるとしたら財源は市の持ち出しになるんですか。 72 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 73 ◯市長(高杉 徹君) 今、私が考えているのは文化財の保存、あるいはまちづくりに兼ねた何らかの国や県の補助事業がないかということで、事務当局と一緒に検討はしています。ただ、その補助がつく可能性が今のところは非常に少ない。ということになれば、全額市が単独で出すという方向になると思います。そういう状況です。 74 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 75 ◯7番(中村博美君) ありがとうございました。  何らかのものを探してみるという努力をしてくださるそうですので、それに期待をして要望としてこれで終わります。あまり長い期間、ああいうふうに放っておくのは、常総市は破綻してしまうのかなと、全然知らない人は勘違いしますから。その辺をよろしくお願いします。要望で終わります。  以上です。ありがとうございました。 76 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午前11時01分休憩    ────────────────────────────────────                 午前11時11分再開 77 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、14番石川栄子君。                〔14番石川栄子君登壇〕 78 ◯14番(石川栄子君) それでは、14番石川です。通告に従いまして質問を大きなところで2点について質問を行います。私の場合は、総括的に最後まで1回お伺いをいたしまして、その後1点、1点詰めていきたいと思います。そういう方法でやらせていただきたいと思います。  まず、市営住宅についてなんですが、公営住宅法第1条におきまして、この法律は「国及び地方公共団体が協力して健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、または転貸するということにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする」と定めています。また、憲法25条健康で文化的な最低限度の生活を営む権利の具体化として、また国民の生存権の保障として位置づけられたのが公営住宅です。常総市でいえば市営住宅がそれに当たるかなと思います。その市営住宅、常総市全体で少なくなって264戸あります。世帯向け、二人以上の方が利用しているわけですが205戸、そして単身者向けが59戸という内訳です。  まず、1点目の質問として、市営住宅に入りたくても入れない人がどのくらいいると考えているかという質問に対して、今264戸あるうちの247戸しか入っていない、19戸空いている。だから、入れない人はいないというようなことを伺いました。でも、果たしてそうなんでしょうか。  今、高齢化社会の中でひとり暮らしの高齢者の方がふえています。申し込んでも対応する住宅がない、民間のアパートもひとり暮らしの高齢者の方は嫌がられます。火の用心とか病気とか、嫌がられるということで単身者向けの住宅はいっぱいで入れないというのが実情なんです。今、石下にある雇用促進住宅について、先般廃止をするという流れになっておりましたが、福島の被災地から移り住んでいまだに暮らしている方もいらっしゃいます。なので、そのままになっておりますが、そこに住んでいる高齢者の方は、仕事もしていないので雇用促進住宅にはなじまないということで出て行ってほしいということも言われて困っているということもお聞きしております。  また、市内に住むひとり暮らしの方、市営住宅に住みたい、入りたいと思って入居申し込みをしましたが、単身向け住宅が空いていないということで、空いていたのはあったんですが、空いていたのは三郷団地という古い2階建て、縦割りの住宅なので高齢になってからの2階暮らし、階段の上りおりは危険ということになり、いまだに市営住宅には入居できていない状況です。仕方なく民間のアパートを借りて住んでいます。こうした高齢者の方で申し込んだだけで入れないという方がどのくらいいるかおわかりになるでしょうか、お答えを願いたいと思います。  また反面、その一方では、シティハイツ、立派な市営住宅、あるいは八間団地については利便性の高いところ、病院や買い物、便利がいいところはくじを引いて外れた人もいるかと思います。入れなかった人はどのくらいいるのでしょうか、お聞きしたいと思います。  それから、2点目なんですが、市営住宅を新たに建てる計画はあるかということでお伺いしたいと思います。高齢化に向けては、利便性の高いところ、病院や買い物に便利なところがよいと思いますが、子育て世代と老人向けの住宅をあわせて建てる計画がいいと考えますが、いかがでしょうか。実は、シティハイツなんですけれども、最初は老人世帯の方と子育て世代の方が一緒に暮らすというか、そこで暮らすようにということで下を公民館方式にして、そこにヘルパーさんを置いていただければ、見回りとかひとり暮らしでも安心だということで、下にリハビリの用具なんかも置いていただければ介護予防にもなるし、安心なんじゃないかということで、本来はこのシティハイツはそういう方式で建てるというふうになっていたんですが、いつの間にか建設されたのはごらんのとおりの建物でございます。なので、建てる計画はあるかということでまず1点お聞きしたいと思います。  今、笑い声が起きていました。建てる計画は当面ないということであれば、今ある民間アパートで空いている部屋、これを借り上げて市営住宅並みの家賃対応として高齢者単身者向け住宅となるように検討してほしいということなんです。そこら辺のことはできるのかどうかお伺いをしたいと思います。  それから4点目ですね。家賃の減免の拡充ということでお伺いします。一番所得の低い第I分位の方、一番下の所得の方なんですが、約1割近い方が滞納しているようなんですね。その家族の暮らしぶり、所得は今現在どうなっているのか。障害者、精神障害者の方も含めてそういう方が家族にいないのかどうか、病人はいるのかどうか、医療費はどうなっているのか、慢性的な医療を受けているのか、なぜ支払えないのか、はっきりさせる必要があります。その上で減免対象になれば申告するよう促して減額となるよう指導するというか、親切な対応が求められるのではないかというふうに思います。また、高齢化が進み、年金暮らしがふえ、病院通いもあり、生活困窮が広がる中ですから、そうした対応、これが今求められていると思います。  また、家賃の減免の更新についてという、これは申請書なんですけど、お知らせいただきましたが、これを見ますと、4点目のところに、申請をされない場合、減免基準に該当しても更新されませんと、こういうことが書いてあります。そうしますと、申請がないからといって適用されない世帯はどのくらいあるのでしょうか。各世帯の家族構成や年間所得については、毎年の税申告等で明らかになっているわけですから、把握はできているはずだと思います。本人の申請によらずになぜ市のほうで減免できないのか。この改善を求めたいと思います。対応についてお答え願います。  それから、大きな2点目に移ります。学校教育について。  昨年、大津市で起きましたいじめ事件、皆さんも御存じかと思いますが、常総市でいじめ問題に対して各学校においてもいろいろ対策といいますか、話し合いの場が持たれております。そして、子供たちがいじめをどう考え、どうしたらなくしていけるのか、そういう立場で子供たちが話し合っているところを見学させていただきました。私ども文教厚生委員会としても先生方とお話し合いを持ったりしていろいろ考え、勉強させていただきました。その中ではっきりしたこと、それは先生方が非常に忙しい、子供たちとゆっくり話したり、遊んだりできていない、こういう事実がわかりました。先生方の多忙だということが学校のいじめ問題の底に背景にあったのではないかというふうに思います。だから、私は少人数学級にして子供たちに目が届くようにとの思いから、当面35人学級の実現を求めたいと思います。文部科学省では、2013年度、本来は今年度から5年間かけて公立小学校の全学年で35人学級の実現を求めていたんですが、政府は見送り、予算化はしなかったんです。常総市では、国から予算措置ささたとおり、小学校1年生と2年生で35人学級が実現されました。今年度は中学1年生をというふうに考えていたようなんですが、先ほど述べましたように、政府のほうでだめだということで取りやめになってしまったわけなんですね。財務省では、費用対効果の観点から少人数学級の効果が明らかでないとか、公務員の人件費を減らす、削減が求められているのにふやせないとか言って難色を示した結果という、35人学級にストップがかかってしまったんです。年度を追って35人学級を実現しようというふうに思っていたところに、こういう横やりが財務省から入ってできなくなったということなんですね。  常総市でも、TTの先生とよく言っていますけどもチーム・ティーチングの先生で対応していることは、学級数が多いところにはそういう対応はしていると思います。ですが、TTの先生で6カ月や1年という単位で働く先生じゃなくて、正規の公務員として採用すれば、もちろんちゃんと先生の資格を取った人ですから、先生になった人も責任を持って仕事ができ、家族も生徒も途中で先生がかわることもなく安心です。対費用効果で議論される中身ではありません。すぐに教育の効果か数字的に出るものでもありませんからね。日本の教育予算は世界でも最低水準です。それをさらに切り詰める話には乗れません。本来は国としてしっかり進めてほしいところなんですが、国がとりやめになったのなら、市として先取りしてやれないか。やはりいろいろ問題の多い中学校から35人学級を始めてほしいというふうに思います。  今年度の常総市の全学年、全クラスの表をいただいて見ました。全中学校のほうで見ますと、4校です。35人を超えているところ、市独自に何とかできないか。4クラスをふやすことができれば35人学級実現なんですね。そういうところでぜひ検討をお願いしたいというふうに思います。  それから、2点目です。学校給食におけるアレルギー対策ということでお伺いします。  平成24年12月、東京都調布市の小学校で食物アレルギーを持っている生徒さんが学校給食終了後、アナフィラキシーショックよって亡くなってしまったという痛ましい事故がありました。あってはならない事故が起きてしまったんです。こんな事故を起こさないよう、アレルギー対策について質問をいたします。  このアナフィラキシーというのは、アレルギー反応が起きてじんま疹などの皮膚症状、あるいは腹痛、嘔吐、そして消化器症状、肺なんかがぜいぜいという呼吸困難、同時にかつ急激に出た状態のことをアナフィラキシーというそうです。アレルギーショックですね。  実は、私はあるお母さんからの相談で、ことし1年生として入学できることになってほっとしたというふうなところなんですが、食物アレルギーを持っていて、保育所ではきちんと対応してくれて、アレルギーを起こす食物については除いてくれ、かわりになる食品を出してくれていたと、本当によかったんだと。小学校では大丈夫でしょうか、こういう相談を受けました。私は、入学式の当日にまず受け持ちの先生に相談したらいいんじゃないんですかということでお話ししたところです。少したって、様子をお聞きしましたところ、アレルギー対応については保育所のような対応はできない、かわりに食品は出してもらえない、こういうことだったんです。  私も近隣の市町村ではどうなっているのかなと思いまして、まず下妻市にお聞きしました。ここは学校給食は自校方式、自分の学校で食べる給食は自分のところの調理室で調理して子供たちに提供しているところなんですが、自校方式で行っている学校はアレルギー食品を除いて、そのかわりになる調理した食品を提供しているということでした。自校方式だからこそ、一人一人にきちんと対応できているのかなと思いました。同じ下妻市でも、民間委託のところでは行っておりませんでした。  次に、お隣のつくば市、ここでは現在は牛乳と卵については除いて提供しているだけ、除いているだけ。これは常総市も同じなんです、こういう対応です。今度、豊里に新しい給食センターができるので、その給食センター対応、ここは大きいです。幼稚園6園、小学校11校、中学校6校、合わせて8,000食以上をつくるそうなんですが、やっぱりこの事件があってから検討を開始していると。まだはっきりしたことについては、今のところ、どういうものだということはお話しできませんということでした。  では、こちらの隣の守谷市はどうなっているのかなということでお聞きしました。ここは、A地域とB地域というふうに二つの献立を立てて提供しています。これは常総市も同じです。自分の子供が食べられる裏メニューです、自分がA地域だとすれば、こちらのB地域の献立を持ってくればB地域の献立だったら食べられる、裏メニューを選ぶことによって対策がとれる、こういう対応をしているということを伺いました。  質問なんですが、当市としてはアレルギー対策としてどんな対応をしているのかお聞きしたいと思います。  以上、2点について答弁を求めますのでよろしくお願いいたします。 79 ◯議長(岡野一男君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより執行部の答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 80 ◯都市建設部長飯田昭典君) それでは、石川栄子議員の御質問の1番、市営住宅についての質問に対しまして順次お答えいたします。  最初に、1番の1)市営住宅に入りたくても入れない人はどのくらいと考えているかについてお答え申し上げます。  市営住宅の募集につきましては、7月と1月の定時募集とことし4月に随時募集を行っております。昨年7月の募集は19戸に対しまして18人、ことし1月の募集は16戸に対しまして16人、4月の募集は9戸に対しまして2人の応募状況でございます。合計で募集44戸に対しまして応募者は36人でございます。応募内容ですが、1月募集は水海道シティハイツが募集3戸につきまして7人、八間堀団地は募集1戸に対しまして7人、千代田団地8戸に対し応募者はなしという状況であり、水海道シティハイツや八間堀団地のような比較的新しい団地に応募が集中しております。このため、希望の団地に入れなかった方については、ほかの空き住宅をあっせんして2名の方がさくら団地に入居していただいているところでございます。したがいまして、昨年1年間で入居申し込みをいたしまして入居できなかった方は17名で、そのうち辞退された方が1名ございます。  次に、1番の2)市営住宅は新たに建てる計画はあるかについてお答えいたします。  当市の市営住宅につきましては、平成25年6月現在、水海道地区6団地223戸、石下地区5団地で44戸、合計267戸でございます。そのほか石下地区には県営住宅48戸、雇用促進住宅140戸でございます。先ほど申し上げました応募状況も、募集戸数よりも応募人数が少ない状況でございます。また、水海道シティハイツの入居者の最近の動向は、近隣の守谷市、つくば市、つくばみらい市に自宅を購入、または転居する例が見受けられることから、市内の賃借住宅でも同様に空き部屋が増加しております。したがいまして、このような状況下で新たな市営住宅を建設することは現在のところ考えておりません。  次に、1番の3)市内で空いている民間アパートを借り上げ、市営住宅並みの家賃対応での対策の検討は考えているかについてお答えいたします。  現在、市営住宅は空きがある状態ですので、民間アパートを借り上げ、市営住宅並みの家賃対応での検討については考えておりません。しかしながら、議員御指摘のように、空き住宅がなくなった場合は、今後検討してまいります。  次に、1番の4)家賃減免の拡充を求めるについてお答えいたします。  市営住宅家賃の減免につきましては、火災や震災による入居者に対して免除はもとより、支払い困難者につきましては徴収猶予の相談や分割払い、低所得者につきましては社会福祉課と相談しまして、生活保護制度を活用するなどの対応をしてきたところでございます。昨年6月に県住宅課より減免制度の適切な運用を図るため、入居者への周知の徹底について指示がありました。当市では、昨年7月から8月の収入申告時期に際し、文書及び口頭による家賃減免制度の内容について説明を行い、必要な対応をしてまいりました。その結果、平成25年6月現在で75%減免が54世帯、50%減免が1世帯、25%減免が4世帯、合計で59世帯となっているところでございます。この減免制度を定めた市条例、規則につきましては、市営住宅管理条例の第16条に減免・徴収猶予をすることができる特別な事情としてうたっており、今後も入居者への周知、拡充の徹底を図ってまいります。  以上でございます。 81 ◯議長(岡野一男君) 教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 82 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 石川議員の学校教育について、その中で特に35人学級の実現についてお答えいたします。  35人学級については、平成23年の公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部改正を受けまして、小学校1年生で実施されております。法改正の趣旨は、新学習指導要領の本格実施やいじめ等の学校教育上の課題に適切に対応ができるようにというものです。さらに、平成24年度には、同法附則に基づきまして小学校2年生の35人学級実施の財政措置が講じられたところです。また、茨城県におきましては、現在学級編制の特例といたしまして「児童の実態を考慮して特に必要があると認められる次の三つの場合に1学級を増設して基準を下回ることができる」と定めております。  一つは、小学校第2学年で35人を超える学級がある場合、二つに小学校3年及び4年までのそれぞれの学年で35人を超える学級が3学級以上ある場合、三つ目としまして中学校第1学年で35人学級が3学級以上ある、この場合です。これらに基づく平成25年度の当市の学級編制では、水海道小学校の2年生、三妻小学校の1年生及び水海道西中学校と石下中学校の1年生で35人学級が適用された形になっております。一方で、本市の場合、小学校の7校ですべての学年が35人以下の単学級編制という状況もございます。なお、これら35人学級の実施と相まって少人数教育充実プラン推進事業により、担任教諭及び非常勤講師の加配措置がございまして、楽しく学ぶ学級づくりや中学校生活スタート支援などを行っているところです。  議員御指摘のいじめ問題の対策につきましては、早期発見、早期対応という面から考えましても、35人学級の実現は大変有効であると私ども感じております。しかし、国や県の制度に基づかない市単独による35人学級の導入につきましては、人材、財源の確保が非常に難しいことから、現在のところ実現は困難な状況です。先ほど申しましたとおり、少人数による指導につきましては、多くの効果が期待できますことから、小中学校の全学年で35人学級が実現できますよう、今後関係機関に対し要望を続けてまいりたいと思います。御理解いただきたいと思います。 83 ◯議長(岡野一男君) 教育部長。             〔教育委員会教育部長坂巻幸一君登壇〕 84 ◯教育委員会教育部長(坂巻幸一君) 最後に、食物アレルギーにつきまして学校給食センター、学校等での対策について御答弁申し上げます。  東京都調布市の亡くなるという事故が質問の中にもありました。そういうことも当然あるという食物アレルギーの問題でありますので、十分真剣に取り組みもしているところでございます。当市の食物アレルギー対策といたしましては、アレルギーを有する児童の状況は、個人、家庭からの申し出により把握をしております。現在、豊岡学校給食センターでは21名、玉学校給食センターでは4名の申し出がございます。申し出は、アレルギーのある児童生徒の保護者から学校長を通して年度当初、または転入時に報告をいただいており、十分把握するよう努めているところでございます。  給食献立につきましては、献立を考える上でできるだけアレルギー物質を含んでいない食材を使用するよう努めておりますが、すべて除外するわけにはいかず、給食献立の中に報告された食物がある場合は、センターから各学校長に対して食物アレルギー物質が含まれている食材を使用する日及び献立名についての通知文を発送し、その都度対応をしております。  学校における対策といたしましては、保健調査等によりアレルギー疾患児童生徒を把握し、職員会議で対応を検討するなど、アレルギー疾患児童生徒についての共通理解を図っております。保護者との面談、学校生活上の留意点や緊急時の対応、連絡先などを確認しているところです。さらに、その後児童生徒に配布した献立表やセンターからの通知書を保護者に確認していただき、それをもとに保護者や担任、養護教諭等の指示で学校給食から原因食品を除外しながら食べるように指導しているところでございます。また、献立によっては家庭から除去食を持参するようにしていただいている場合もございます。  今後も、給食アレルギー等のある児童生徒に対しては、学校ごとに児童生徒の実情に応じた対策マニュアルをつくるなど、校長、学級担任、栄養教諭、養護教諭、学校医等による指導体制を強化いたしたいと思っております。さらに、保護者や主治医との連携を図りつつ、個々の児童生徒の状況に応じた対応に努め、安全な給食を子供たちに提供するため、給食センターはもちろんのこと、学校、教職員が一丸となり取り組んでまいる所存でございます。
    85 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 86 ◯14番(石川栄子君) 答弁をいただきましてありがとうございました。  まず、1点目の市営住宅についてなんですが、入りたくても入れない人、特にひとり暮らしのお年寄りでカウントしているのかというのを一つ聞きたいと思います。 87 ◯議長(岡野一男君) 建築課長。 88 ◯建築課長(塩野谷 勲君) それでは、石川議員の質問にお答えいたします。  ことしの1月募集におきまして、ひとり暮らしの方につきましては4人の方が入居漏れになっております。  以上でございます。 89 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 90 ◯14番(石川栄子君) 入居されたんですか。漏れでしょう。  そうすると、私が知っている2人、最低でもこの4人、6人は入れなかったということですよね。ひとり暮らしのお年寄りの方で入れなかったんですよね。私が知っている方が二人いらっしゃいますので2人はカウントに入れてもらって、6人の方が実際にはお年寄りで入れなかったということなんですよね。そこをちょっと考えていただきたいなというふうに思います。ひとり暮らしで自分が望んだ家に住めないといいますか、家賃が高くて大変な状況でいるわけですから、ぜひそこら辺のこと。例えば、千代田団地なんですが、前にもおふろをつける、つけるって言ってなかなかつけてもらえなくて、やっと今度おふろが入ったわけでしょう。そうすると千代田団地で10戸空いています。だから、そこに対してはひとり暮らしの人は入れないということではね出されたんですよね。この4人の方もそうですし、私が聞いた方もそうなんですが、空いているんですよね。空いているところを入れないということですね。この10戸、それで石下の9戸が空いています。ひとり暮らしの人を入れないで空かせておく、じゃあ何か対策はあるのかということでお伺いしたいと思います。 91 ◯議長(岡野一男君) 建築課長。 92 ◯建築課長(塩野谷 勲君) 石川議員の質問にお答えします。  先ほど議員のほうからお話がありましたように、高齢者の単身での入居が増加しており、現時点では空きがないものですから入居できないような状態でございます。市営住宅管理条例第5条によりまして、単身の入居につきましては、居室が2部屋以下、または面積が50平米以下である規定がございます。このような状況でございますが、本年度市営住宅の長寿命化計画を策定しまして、社会資本整備総合交付金を活用しながら、年次計画に基づき、屋根、外壁、給排水設備等の改修を進めるとともに、現在のライフスタイルに合致した内装、バリアフリー、間取り等の変更も含めまして、ひとり暮らしの高齢者の入居について研究課題とさせていただきます。  以上でございます。 93 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 94 ◯14番(石川栄子君) そうすると、千代田団地のほうを改修していただけるということなんですか。違うんですか。 95 ◯議長(岡野一男君) 建築課長。 96 ◯建築課長(塩野谷 勲君) 先ほど説明しましたように、市営住宅管理条例第5条によりまして、居室が2部屋以下、その面積が50平米以下という規定がございますので、今、千代田団地につきましては居室が3部屋ありますので、その千代田団地等につきましては単身団地の該当にはなりませんので、先ほど申しましたように、本年度長寿命化策定計画を策定しますので、それに基づきながらひとり暮らしの高齢者入居に対しても研究してまいりたいと思っております。  以上でございます。 97 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 98 ◯14番(石川栄子君) そうすると、今の答弁で、ひとり暮らしのお年寄り対応の長寿命化によってつくり出すと、入れる場所ができるというふうに受けてよろしいんでしょうか。 99 ◯議長(岡野一男君) 建築課長。 100 ◯建築課長(塩野谷 勲君) 先ほどの御質問でございますが、その辺につきましてもちょっと研究課題とさせていただきます。 101 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 102 ◯14番(石川栄子君) 入れない人か今現実にいるわけですから。空いているところがあるのに入れないという矛盾、大変ですね。低所得の人に低廉な家賃で貸すという建前になっていますので、ぜひ検討開始をお願いしたいと思います。  それから、家賃の減免についてなんですけれども、これは実際に入っている方から聞いたんですが、同居する家族がふえて所得がふえたら、家賃はすぐ上がっちゃったんだって。だけど、上げるときはすぐ対応できるのに、下げるときは申請がなければそのまま知らんぷりというのはおかしいんじゃないかというふうに私は思うんですよね。ここの改善、わかっているわけですから、どのくらいの収入があってどうだという、この家族は大変なんだなとか、わかっているわけなので、申請を待たなくても親切な対応、じゃなかったらここは大変だなと思えば、申請書までつけて送るとか、何かあると思うんですよね。上げるときだけ先にというのは、これはちょっと常識的に考えてもあれだと思うので、ぜひその辺の対応の改善を求めたいと思うんですが、もう一回答弁をいただけますか。 103 ◯議長(岡野一男君) 建築課長。 104 ◯建築課長(塩野谷 勲君) 市営住宅の減免について回答をいたします。  市営住宅の減免につきましては、常総市営住宅管理条例第16条によりまして行っているところでございます。全体としまして、247世帯のうち59世帯が減免世帯でございます。割合としては23.9%、減免額につきましては、6月分につきましては90万6,500円となっているところでございます。また、入居者につきましては、入居申し込み時点におきまして減免の案内をしておるところでございますし、また年明けには入居者全員の方に減免制度の案内をしているところございます。  以上でございます。 105 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 106 ◯14番(石川栄子君) ただ、申請がなければ減免できないという建前なので、ここの本人の申請によらずに、なぜ市のほうで減免できないのかというのがちょっと気になったものですから、そこの改善について何か考えているのかということで答弁をいただきたかったんですけど、まあいいです。  それともう一つなんですが、減免策ということで他市町村では、これは市営住宅の減免についての部分なので質問しますけれども、子育て支援家賃減額制度というのを実施しているところもあるようなんですよね。子供1人について例えば5,000円なり6,000円、2人だとその倍というふうに減額となるという制度なんですが、こういった施策も少子化の流れですから必要かなと思いますが、これを検討していただきたいと思うんです。いかがでしょうか。これについて答弁をお願いします。 107 ◯議長(岡野一男君) 建築課長。 108 ◯建築課長(塩野谷 勲君) 子育て支援の方につきましては、減免制度の特に措置はございませんけども、入居申し込みの収入基準額が一般世帯に比べて子育て支援の方につきましては緩和策がございます。先ほどの石川議員の指摘についてはちょっと検討をさせていただきます。  以上でございます。 109 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 110 ◯14番(石川栄子君) よろしくお願いいたします。  次に、学校教育の35人学級についてなんですけれども、教育長のほうから答弁をいただきました。ありがとうございます。そのとおりと言いますか、なかなか市としてはこれを実現する財政的な余裕もないと思いますし、人材的にも大変かなと、確かにそのとおりだと思います。今、市でできる最大限の取り組みをしているのかなという思いもありますけどね。  そうしますと、今度は国のほうに早急に35人学級実現を求めるということで、教育委員会のほうからも、それから市長のほうからもそういった声を上げていく必要があると思うんですが、その点について答弁をお願いします。 111 ◯議長(岡野一男君) 教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 112 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 市独自の考えということだけでなく、私が先ほど答弁させていただきましたことは、これはどの市町にあっても茨城県内のどの教育委員会にあっても全く否定されることはないことだと思います。今、県ももちろん市町村含めて、このような形で要望を継続しているところでございます。 113 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 114 ◯14番(石川栄子君) 市長答弁はいただけますか、一言。 115 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 116 ◯市長(高杉 徹君) 私も、当然これは国に強く要望していきたいと思っております。 117 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 118 ◯14番(石川栄子君) よろしくお願いいたします。  それでは、最後の学校給食におけるアレルギー対策ということでお伺いします、改めて。先ほど答弁をいただきましたように、本当にお医者さんとか家族とか先生、これは本当に密に連携をしてやっていかないと大変なことが起きるんじゃないかなという気はいたします。そこは改めてしっかりやっていただきたいと思います。  先ほど聞き取りしましたところ、つくば、下妻、守谷、今の常総市よりも、ちょっと一歩アレルギー対策として進んでいるんじゃないかなと思うんですよ。だから、何らかのアレルギー対策を具体的にお隣の市町村では始めているんだから、実際に何か始めることはありますかということで、連携はもちろん当然のことなんですよね。実際にどういう施策というか、どういうことをやっていただけるのかということで、今後アレルギー対策としてどのようなことを考えていますかということでお聞きしたい。 119 ◯議長(岡野一男君) 給食センター所長。 120 ◯学校給食センター所長(渡辺博良君) ただいまの御質問にお答えいたします。  私のほうは、先ほど申し上げましたように、安全な給食をつくるということからしまして、今の体制のほうを考えております。しかしながら、つくば市、それから守谷市のほうもありますので、そちらのほうは調査研究というようなことでやっていきたいと思います。  以上です。 121 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 122 ◯14番(石川栄子君) 働いているお母さんが、朝出かける前に自分の子供の命にかかわることだから、どんなに忙しくても献立を見て、大体それと同じような献立のものを、例えば卵焼きであればお好み焼き風な、そういったものを朝用意して、これは食べられないなというものについては自分で除去食をつくって持たせているんだということなんですよ。だから、そうした子育て支援の一環としても、何とか早い時期に除去食を提供できるように検討をお願いしたいというふうに思うんです。何とか今よりも一歩でも前進させていただきたいというふうに思うんですよね。これは、今までの質問と違って予算もそんなにかからないと思うんですよ。かわりのものを出すだけだから。同じ食べ物を出すわけですから、その子が食べられるものを出すわけですから。除去食を提供すればいいわけなのでそんなにかからないですから、これはきちんと検討をすれば、ことしじゅうくらいには何とかそういう除去食に手をつけられるのかな、やっていただけるのかなという思いはするんですけどね。目安としてはどうでしょうかね。 123 ◯議長(岡野一男君) 給食センター所長。 124 ◯学校給食センター所長(渡辺博良君) 今のところ、豊岡センターのほうでは2献立、A献立、B献立のほうを実施しております。近隣の守谷市のほうで伺いましたところ、やはり同じように2献立をやっております。ですが、除去食ということで、先ほど裏メニューというふうなことでおっしゃいましたけれども、片方のメニューのほうでは、例えばコロッケみたいなものをそのかわりに出しているというふうなことをちょっと伺っております。まぜたもののほうは出していないというふうなことを伺っておりましたので、その辺も含めて検討したいと思います。 125 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 126 ◯14番(石川栄子君) ほかの市町村でやっていることなので、今のままの状態、このままじゃなくて、アレルギーで困っている方がそんなに大勢はいないといっても、逆にそれだけに個々の対応はできるんじゃないかと思うんですよね。委託した給食センターだからできないということはないと思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 127 ◯議長(岡野一男君) 給食センター所長。 128 ◯学校給食センター所長(渡辺博良君) 施設のほうの中身のほうとか調理器具類、そういったものもありますので、これから検討したいと思います。 129 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 130 ◯14番(石川栄子君) ありがとうございました。  そうすると、検討という答えなんですが、いつも検討、検討で終わっちゃうので、これは予算もかからないことですから、目安としてはいつごろまでに検討して実現していただけるのか。今よりも一歩でも進めて実現できるのかということで、市長答弁でお願いいたします。今よりいい形で検討、検討と言っているから、検討は大いに結構なんですが、いつごろまでに目安としてありますでしょうか。 131 ◯議長(岡野一男君) 給食センター所長。 132 ◯学校給食センター所長(渡辺博良君) 業者のほうの民間委託をしておりますので、もう既に契約はしてあります。その中身を変えるということになりますので、これはやはり業者のほうとまた相談しないと進められないと思います。 133 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 134 ◯14番(石川栄子君) 業者の方と相談というのは、これは本当に必要なことだと思うんですが、栄養士もかかわってきちんとしたものを出すということになるかと思うんです。ぜひ早い時期に検討というふうに終わってしまっては、予算的にはかからないことですので、後でまたお聞きしたいと思いますが、ぜひよろしくお願いいたします。  以上で終わりにいたします。ありがとうございました。 135 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午後0時08分休憩    ────────────────────────────────────                 午後1時05分再開 136 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、17番中村安雄君。                〔17番中村安雄君登壇〕 137 ◯17番(中村安雄君) 大変多くの皆さんの傍聴をいただきましてありがとうございます。今回、常総市になりまして8年になりますが、今回3月議会から一般質問は一問一答方式ということで、選ぶことは総括方式ですとか一問一答方式とかという選び方はあります。しかしながら、非常にわかりやすい質問、答弁ということで皆さんにはお聞きいただけるのではないかというふうに思います。私はきょうは3点質問をしますが、税金の問題、そして一つは下水道の問題ということでございます。1問目だけについては演壇から質問をいたしまして、その後はそちらの席から質問をするというふうなことで実施をしますので、よろしくお願い申し上げます。  まず、第1点目の市税の評価額と課税額についてということであります。税金は評価額があって、課税標準額、課税額、そして税額ということになるわけですが、非常に常総市、旧水海道の時代に税金の評価額が高い時代がありました。基準値であるのは当時は明文堂の前だったんですが、この基準値が約300坪で言ったほうがわかりやすいかなと思うんですが、300坪にしますと1億1,000万から1億1,500万くらいだったと思いますね。それが今は17%まで落ち込んでおるということですから、税金にしますと165万円の税金が2万8,000円になったというようなことが基準値の税額でございます。基準値については、税金は県のほうがその評価額を決めるというようなことが決まっております。そのほか、何百地点かについて市のほうで評価額を決めていくということで、3年に1回ずつ見直しがされているということでございます。  きょう申し上げるのは、特に一般の土地じゃなくて農地のほうなんですね。農地の税金が大分違うのではないかというような農家からの申し入れがありました。私もこのことについては、あまり関心を持ってなかったんですが、調べ上げましたところ、こんなに税金が違うということが証明されたわけであります。それで、きょうここに通告してある部分については、河川区域ということで菅生に黄金地区という場所がございます。これは利根川の水が一定の水位になりますと、堤防を越えて田んぼに水が入ってくるという河川区域ということで、国交省は指定をしている場所でございます。利根川を渡りますと、我孫子から柏にかけて青山耕地というのがあります。これもやはり同じ河川区域でございます。そのほか、堤防外の土地は全部河川区域ということで、川が増水すれば水田や畑には水が入ってきてしまうというような場所でございます。それで、河川区域、黄金地区については同じ区域の中に守谷市、野田市と水海道市、今の常総市ですが、3地区が同じ区域の中にございます。この区域の中の税金、評価額なんですが、大変大幅に違っておったということがわかりました。  黄金地区の税金については評価額が1,000平米ですから300坪1反歩という数字で申し上げますが、11万3,000円、課税標準額も同額です。ここは1.4%掛けた税金が1,582円という税金がこの地域の課税額でございます。これは税務課から私は聞いておりますが、平成3年に1万円上げ、平成6年に1,000平米当たり1万円上げたということで、9万3,000円だったものが2回上げたことによって11万3,000円の評価額になったということでございます。この金額、そしてここの隣は守谷の土地が地続きになっています。守谷のほうの評価額が6万2,000円ということですね。6万2,000円ということになりますと税金は1.4%ですから867円ということになりますので、10アール当たりにしますと大変大きい金額の差が出てきてしまうというところでございます。何でこういったことになってしまったのか、そして何で中途で2回見直しをしたか。ちょうどバブルの時期ですね、大体ね。平成3年くらいの時期ですから。一般の土地は大変な値段だったと思います。さっき申し上げましたが、水海道の基準値の税金が165万円という10アール当たりの300坪の税金ですが、そういったときがあったと。今はそれが2万8,000円になっているというようなことで、もうけた違いに当時は土地の値段も高かったし、評価額も高かったということだと思います。  これを答弁をいただくわけですが、役所は何年か後に入れかえしていますね。各課も変わります。職員も退職をするということで、過去にこういったことが何で起きているかということが答弁をうまくしていただけるかどうかということも私も関心を持っているところでありますので、できればこの税金の問題、何とか地域の住民の皆さんからすれば過剰な税金を払っておったということにもなりますから、せめて守谷まで下げるということが可能かどうかはわからないですが、でもこのことが表ざたになった以上は放置しておくわけにはいかないんじゃないのかなというふうに思うんですね。それらも含めて答弁をいただきたいということで、取りあえず質問を一たん終わります。 138 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方々、議場にお入りください。  これより執行部から答弁を求めます。総務部長。                〔総務部長門井信夫君登壇〕 139 ◯総務部長(門井信夫君) それでは、ただいまの御質問についてお答えをさせていただきたいと思います。  今、中村議員のほうからお話がございました常総市の菅生町地内の黄金農地と言われるところでございます。今、議員のお話の中にもありましたように、同地区には守谷市の地区が中にございます。この農地の価格につきましての御質問でございますのでお答えをしていきたいと思います。  常総市の一般農地の中で上級田と言われるものにつきましては平米132円、中級田につきましては平米113円でございます。また、守谷市につきましては、一般農地の上級田では常総市より平米当たり12円低い120円でございます。また、中級田につきましては平米当たり51円低い62円ということでございます。黄金農地につきましては、中級田平米当たり113円、隣接同地区の守谷市内につきましては、中級田が平米当たり51円低い62円ということでございます。同じ中級田ではございますが、値に状況の類似価格に差があるということでございます。  そこで、当常総市と隣接しますほかの市町村との差について確認をいたしましたところ、つくばみらい市につきましては平米当たり100円ということで、常総市が5円低い95円、下妻市につきましては131円で、常総市が15円低い116円、坂東市につきましては110円、常総市が15円低い95円、八千代町につきましては100円で、常総市が13円低い87円という結果が出てございます。この調査結果から、守谷市以外の近隣の市町村との農地の格差がそれほどないというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 140 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 141 ◯17番(中村安雄君) 今、部長は一般農地で上田、中田というような表現を使っております。常総市においては、上中下と3段階に分けて課税をしているというような話でございます。  しかしながら、私が申し上げているのは、一般農地じゃないですよね。河川区域という指定がある区域の話をしているわけですよ。この区域について、どういうわけで、今、その価格的な差が生じたかということを聞いているわけですから。今、他市町村の評価額とそんなに違わないという話をしておるようでありますが、河川区域については全く違うと。野田市まで私は調べてありますよ。野田の同区域の中にある評価額7万9,000円ですよ。79円ですよ、平米。ということは、課税額にして1,106円ですよ。だから、これは河川区域という指定をされていると。要するに、これは水が入るという区域ですから共済金でさえ違うんですよ、ここは。別扱いなんですよ。今回、共済金、何十年か水が入らなければ安くなったり何かしますが、水が入るたびに金額が上がるんですよ、共済金が。そこを考えてもらわないで、ただ単純に私の市はこうですよという話。何でこういうことになったかという内容を聞いているわけですから、その内容をきちんと答弁してくださいよ。 142 ◯議長(岡野一男君) 税務課長。 143 ◯税務課長(茂木 寛君) それでは、中村議員の御質問にお答えをさせていただきます。  常総市におきましては、菅生沼の遊水池の部分ですけれども、国土交通省では河川区域というふうに指定されてございます。守谷市については、その河川区域について平米当たり62円という単価を付しているというふうにお聞きしております。常総市につきましては、河川区域の中でも一般的に言う河川敷ですね、堤防の内側と言いますか堤外と通常言っているんですが、要は水が流れている側とそうではない部分で差をつけているということで、菅生沼の遊水池については、川が流れている側の区域よりはえつ流堰の一定の堤防の高さがございますので、冠水する率が違うという部分で、本来ですと、収量等から考えていきますと、かなり優良農地の位置づけができる農地であろうというふうにも考えております。その中で、遊水池を考慮しまして113円という形で付しているというのが現状でございます。 144 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 145 ◯17番(中村安雄君) 今の答弁で、要するに中田の扱いをしておるということで、河川区域はあちこち調べてあります。大花羽の堤防外がやはりどこもほとんど同じかなと思いますが、平方メートル15円ですから1反歩1万5,000円、税金が87円、一番安い区域ですよね。それと、例えば高野地区あたりになりますと196円、これは評価額1万5,000円というが、どういったわけだか、私が見た方は93.4%の課税標準額になっていますから、こういった金額になっているんですが、要するに河川区域は全く別ですよね、価格が。野田の金額をさっき申し上げましたが、79円ですから7万9,000円ですね。これが1,106円という金額ですね。これは同じ菅生沼の区域ですよ。これは木野崎というのは同じでしょ、あそこの中の同じ地域でしょ。だから、水が入ってくれば守谷も水海道も野田もないんですよ。みんな入っちゃうんですよ、あそこは。たけど税金だけは1反歩当たり714円高いんですよ。だから、あそこの区域は800町ありますから約130万ずつ毎年税金をよけい払っている、守谷からすれば。だから、空中防除をただにしろなんていう話まで出てくるわけですよ、そういう話をすればね。そのくらい差があるんだよ。だから、これはどういうふうに始末をするつもりですか。このままずっと取るつもりですか。そこをちょっと答弁してください。再検討したいとか何とか言ってください。
    146 ◯議長(岡野一男君) 税務課長。 147 ◯税務課長(茂木 寛君) それでは、ただいまの御質問ですけれども、今お話の中でも出てまいりました常総市が113円、守谷市が62円、野田市については79.1円ということで平米当たりの単価を付しているという状況でございます。  したがいまして、同じ菅生沼の遊水池の区域でありながら、3市がそれぞれ単価が違っているという状況がございますので、これについてはそれぞれの市町村、この単価を決めるに当たってはいろいろ地理的条件、あるいは土質の条件とかありますが、地理的、土質というのはまず同じだと考えられますので、それ以外の要件等も野田市、あるいは守谷市等の内容をよく聞き取りまして精査をさせていただきたいというふうに考えております。 148 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 149 ◯17番(中村安雄君) 中田の扱いをしているということですから、せめて一番下田のほうの低いほうにしてやるとか、そういう配慮があると思うんだよね。じゃないと、同じ地区をつくっていながら、そういった水をかぶるときは一緒ですから、全部がね。守谷と違って大幅な違いがある。トータルで130万という税金を毎年よけい払っているんだよと守谷からすればの話ですが、そういった数字が出るわけですからね。これは税務課長も菅生の方ですよね。当然、これも考えてやらなきゃ、あなたの課長のときに直してやるのが一番いいんだよ。直してやって、ちゃんと修正をして、あの課長がいたときに税金の見直しをしてくれたという、これは今まで取り過ぎているんですからね。返せとは言えないだろうけど、いずれにしても考えを新たにして、修正できるのであればやってあげてくださいよ。だから、きょうは土地改良の前議員の倉持土地改良区理事長もわざわざ駆けつけてきていただいておりますので、そういうことも菅生同士という立場ではないにしても、何とか配慮をしてやったらいいんじゃないですかと。だから、下田のほうの扱いにすれば落ちるでしょう。下田は幾らだったんですか、評価額。 150 ◯議長(岡野一男君) 税務課長。 151 ◯税務課長(茂木 寛君) それは守谷市のですか。〔「いやいやうちの」と呼ぶ者あり〕──常総市ですか。常総市につきましては、下田については80円から95円という単価になっております。 152 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 153 ◯17番(中村安雄君) 下田にすれば百十二、三円になっちゃうんだろうな。だから、そこらの扱いにすると木野崎と追っつくんだろう、そうなれば。あまりにも守谷と違いが多過ぎるというふうに思いますので、よく配慮しながら今後検討してくたざい。それはこれで結構です。  2番のほうに入りますから、担当が違いますかね。 154 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方、交代をお願いいたします。  中村安雄君、次の質問を行ってください。 155 ◯17番(中村安雄君) では、2番ですね。滞納税の徴収強化による収納率の向上、茨城租税債権管理機構による滞納整理の状況ということで質問をいたします。  税金の徴収は、収税課が努力をされておりますが、なかなか収納率を極端に上げるということは難しいということであるようであります。この間、たまたま6月2日の新聞に載りました。茨城県は47都道府県の中でもよくないほうの順位でランクづけが高い。納税率が悪いということを言われております。私は毎年新年号に友和会報の中で、税金の徴収率とか滞納未収金ですね。それともう一つは不納欠損処分ですね、帳簿上落とさなきゃならない不納欠損処分、それを会報に記載しております。そのほか使用料、家賃ですとか給食費、いろいろな使用料があります、住宅使用料、家賃ですね。水道の使用料、下水道の使用料、そういったものがありますが、いずれもよくない。特によくないのは、税金の中では国民健康保険ですよね。これが約63%しか徴収されないということで、大変毎年毎年税金の徴収には努力をされているようであります。市税全体で不納欠損処分も含めますと8億8,696万6,000円というのは、これは決算をやった平成23年度、24年度はことしの9月にしか決算できませんから、その数字が私どもの友和会報に載せてある数字でございます。それと、国民健康保険等については、これだけでもう大変な12億円にも及ぶような健康保険税の金額を滞納されているというところでございます。  税金というやつは、払いたくなければ払わなくいいんだったらだれも払いたくないですね。しかし、税金がなければ市民サービスもできないということになるわけですから、納税者はそれぞれ納税する義務がある以上は公平じゃなきゃならないんですよね。税金を払わない人にはサービスしないよというような行政サービスはないんですよね。全く同じサービスをしているというふうに思います。国民健康保険税を払わなけりゃ医者にかかったときに対象にならないというところも一部はあるとは思いますが、そういった意味じゃなくて考えれば、やっぱり税金はだれもが払う義務があるということであれば、払う人と払わない人があっては困るということなんです。ただ、税金も本当に払えない人、それから払う能力がありながら払わない人ということがあるはずです。  今回、租税債権機構に非常に多くを移管しているという自治体が多いんですね。さらに金額が大きいということで、この金額が2年続けて30億以上の金額になってきていますね。この回収率もよくはなっているようでありますが、債権機構に各市町村の収税課が収納できない、納税を促進しようとしても応じないという者について租税債権機構に委託をするということになります。こういったことになりますと、今度はその納税者、滞納をしている人に対して、債権機構のほうに移管しましたと、今度は市のほうの取り立てじゃなくて債権機構からの取り立てになりますよというような形ができるわけですね。そうしますと、その通知を出したことによって、これは新聞ですからわからないですが、約40%の人が移管をされたことだけで納税の約束をするというんですね。いかに支払い能力があって払わないのかということになるんですよ、そうなればね。ということは、ただ役所が入って収納の努力をして高めようとして、納税を促進しようとしても応じないけど、債権機構の取り立て屋のほうにへ、取り立て屋というんじゃないですが、これは債権機構は取り立て関係の行政が移管をしてお願いしている、ともにそういったものをつくり上げてやっているわけですが、これは強硬ですからね、それでやりますと。差し押さえして競売になるというようなことになります。常総市もそういうことが一部あるかとは思いますが、これは徹底してやる場所ですね。だから、そこへ移管をしましたよという通知を出したら、じゃ私らも払いますよというようなことになります。  税金というやつは、通知文を出して1カ月後になると税金の滞納利息が14.6%ですよね。今回、それを見直しますよというふうな事案になっているようでありますが、100万滞納をしていると14万6,000円という利息がつくわけですから、1,000万だったら146万利息という利息がつくわけですよ。そういった大変大きい金額ということですね。それと、税金は今まで滞納をしている現年度分じゃない過年度分に問題があるんですね。過年度分は徴収しようとしても、毎年毎年の数字を見ればわかりますが、今までたまったものについては徴収がなかなかできないんですよね。それはもうだれもが数字で証明されております。そのくらい一回ためちゃったものは納税されないということもございます。そんなこともありますので、取り立てが甘いんではないですかねということをちょっと言いたいですよね。  要するに、今言ったこと、債権機構に出しますと取り立て屋が厳しいから、いや私は払いますよという人が40%もあるという数字、常総市が40%あると言っているんじゃないですからね。常総市は何%あるかはそちらのほうがよくわかっていると思いますが、そういったことであるとすれば、取り立てのやり方に問題が一部あるのではないかと。もっと積極的な取り立てを強硬にしてもいいんではないのかなと。利息が14.6%だからいいんだよというのではなくて、そういった取り立ての方法の取り組みも多少考えてみれば、もっと収納率が上がるかなというふうに思いましたので、この2点目に答弁をいただきます。お願いします。 156 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。総務部長。                〔総務部長門井信夫君登壇〕 157 ◯総務部長(門井信夫君) それでは、ただいまの御質問についてお答えをしてまいりたいと思います。  滞納税の徴収強化によります収納率の向上、茨城租税債権管理機構による滞納整理状況について答弁をいたしたいと思います。  ただいま中村議員からもお話がございましたように、茨城租税債権管理機構は県内のすべての市町村が加入をし、平成13年4月に地方自治法第284条第2項の規定に基づいて設立されました一部事務組合でございます。地方税法の規定に基づき、市町村が賦課徴収することとされている地方税に係る滞納事案のうち、関係市町村長との協議により機構が処理することとなった事案に係る滞納処分や、これに関する事務並びに滞納処分の執行停止、または不納欠損処分の判定事務及び財産差し押さえの換価等に関する市町村職員の研修事務を実施する組織でございます。  中村議員の御質問にもありましたが、6月2日付の茨城新聞に茨城租税債権管理機構の平成24年度の徴収状況が記載をされておりました。これは県内全市町村から約32億7,000万円、件数にしまして1,557件の事案の移管を受けまして、過年度から引き受けを行っていた分を含めまして16億6,000万円の徴収実績があり、滞納者に対しまして機構に移管するという予告を行ったところ、移管前に12億1,000万円の納付があったものでございます。このうち、当市分につきましては、滞納額で1億7,915万1,000円、過年度分を含めまして68件の事案を移管してございます。そのうち36件は完納に至り、1億1,663万2,000円の徴収実績がございました。また、移管前に55件に対して予告を行ったところ、1,919万8,000円の納付がございました。これは、機構は職員1人当たりの受け持ち件数を少数に制限することにより、不動産や預貯金等の差し押さえを1,049件行うとともに、不動産の公売を142件実施するなど、滞納者の実態に応じた厳しい滞納処分と困難な事案については国税のOBなどの顧問を備えており、いつでも相談できる体制を整えていることなどによるものと考えております。  そこで、事案を移管するに当たって、滞納金額が高額なものや内容が複雑な案件などを対象といたしまして移管予告を行い、自主的な納付を促しますが、納付意思や納付実績がない案件を中心に移管するなどとして、完納に向け機構を有効に活用してまいりたいと考えております。なお、市では、昨年度において不動産や動産、預貯金、給与等461件の差し押さえを行うとともに、不動産や動産の公売を6回実施し、落札額の合計が417万4,470円を滞納となっておりました税に充当をいたしました。その結果、速報値ではございますが、平成24年度市税徴収率は前年度を約1%上回った92.54%を確保できる見通しとなってございます。今後も、徴収率の向上と収入未済額の縮減に努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。  以上です。 158 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 159 ◯17番(中村安雄君) 徴収率が本年度は1%アップされたというようなことでございます。国民健康保険税は特に収納率が悪いですが、これは審議会において資産割をどうするかということの検討がされているということでありますから、それらについて、また変わった内容で徴収をすることになれば、一部はまだアップがされるかどうかその辺もあると思います。いずれにしても、このままいけば国民健康保険税等についても高齢化が進み、負担も大変大きくなってくると同時に、医療機関に支払う金額が大きくなってくるわけですから、これらも今後やはり大変重い負担になってくると思います。徴収率を上げていただくことは、一般会計から現在8億円からを持ち出しております。そういったものについても、一般財源ですから、本来であれば教育や福祉だとかそういった面に使う金が、そちらのほうの繰出金や負担金ということで、当市は特に両方合わせますと50数億円の金が負担金や繰出金で支出をされているということでありますから、個々の会計が円滑に機能するようにするためには、やはりそれぞれの分野で税収がきちんと徴収されなければ困るということだと思います。  日ごろ、収納に努力をされておりますが、先ほど申し上げたように、債権機構に移管したと言ったことによって、当市のほうも税金が納税されたということもあるようでありますが、そうなってきますと、冒頭申し上げたとおり、能力がありながら支払いに応じないということも結構あると思われますので、債権機構については1人当たりの職員が割り当てられている件数が少ないという部長の答弁が一部ありました。それを考えれば、当市もそういったことで割り当てを少なくすれば徴収率が上がるだろうということにもなりますから、その辺もどのように考えるか。  それと、職員のほうも、税金の取り立てというのは大変な仕事だと思いますよね。相手は払わないと考えているやつをもらってくるわけですからね。だから、これらをどういうふうに相手方に理解をさせるか、納税をしてもらうかの話になりますから、新人の職員にこの仕事をやらせたって、年齢的な問題もありますから難しいと思いますね。取り立て屋は取り立て屋らしくないと取り立ての効果は出ないかもわからないね。暴力団的な人では困りますが、ある程度能力を発揮できるような職員を選抜して取り立てに当たってくださいよ。これは市長ですね、この答弁はきっと。そこらのところはしようがないですよ、納税してない人には納税をしてもらわなきゃしようがないわけですから。取れるところから取ればいいんだの話では不公平なんですよ。大変な差がありますから、税金は。その辺、時間が20分切りますが、せっかくですから答弁してください。 160 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 161 ◯市長(高杉 徹君) 税と国保税の未収のことですけれども、かつては一般会計で約10億、国保で10億あったのが、少しずつ一般の税のほうは8億8,000万ですから改善をされてきております。先ほどの答弁を見ると、92.54%ということで前年度より1%上回ってきているということですから、微々たるものではあっても、ここ2年間くらいは改善されているわけですね。ですから、なお一層この流れを努力するということが一般会計における税金のやり方であると私は思います。  ただ、問題は国保、これは年々悪化してきております。かつては10億だったのが現在は12億ですから、これについてはただ取り立てを強化するだけでは難しい。先ほど中村議員御指摘のように、制度にも問題があるわけですから、特に資産割が現状には合わない制度になってきている部分もあるわけですから、その資産割の制度を変えることよって国保の税収率を上げるということは可能であります。それに向けて、今年度中に何とか国保の改正案を提出したいと思っております。よろしくお願いします。 162 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 163 ◯17番(中村安雄君) これは大変重要な問題であるし、行政サービスにも影響が出るわけですから、最善を尽くして担当課は大変だと思います。しかしながら、やっぱり役割は果たしてもらわなきゃならないということですから、職員についても整理にふさわしいと言っては、どういった人がふさわしいんですかということになりますから難しいですが、でも職員歴のある程度長い職員のほうが、そういったことについては対応がしやすいのではないかというふうに思いますので、それらも人事の面で考えて取り立てに邁進できるように、ひとつ取り組んでください。課長、せっかくですから一言、お願いします。 164 ◯議長(岡野一男君) 収税課長。 165 ◯収税課長(小林 茂君) それでは、私のほうからは先ほど中村議員がおっしゃいました、市長が答弁しましたが、1点目の人数が多ければ大丈夫なのかという話でございますが、当然市税の場合ですと、納期を過ぎますと督促状を発付し、その後催告書といいまして納めていただきたいというような通知を黄色い封筒、あるいは赤い封筒を使って催告を行い、その後財産調査等を行ってそれから差し押さえという流れになるわけでございますが、租税債権管理機構というところは、それらの前処理はすべて市町村が行った後、いわゆる差し押さえ、あるいは公売というのを滞納処分に特化した組織でございますので、ただ単に人数がふえればそれで収納率がそのまま上がるかと言いますと、若干疑問がある部分はあるかと思いますので、その辺は今後とも我々一生懸命努力させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 166 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 167 ◯17番(中村安雄君) 大変ありがとうございました。そういったことで、努力をしてください。 168 ◯議長(岡野一男君) 次の質問に移りますので答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  次の質問をお願いいたします。 169 ◯17番(中村安雄君) では、3番目なんですが、公共下水道の工事の推進を図るため、予算化と工事の分散化、本年度予定している区域の見直し等についてということで質問いたします。公共下水道については、平成7年から平成26年までということで20年間の期間の中で事業を進めますということでスタートしております。前回3月議会で堀越道男議員がこのことに対して質問をしております。堀越議員は昭和54年に当選しております。その後、私は4年後に当選したということでありますから、落合市長の時代、落合市長から今の市長が6人かわって今日の高杉市長を迎えているところでございます。落合市長の時代に下水道をつくろうとして処理場敷地を確保する努力をしたわけですが、この川の東側ではいずれも同意はとれなかったということでございます。それらが可能であったとすれば、駅南地区の開発もできたと思いますよね。下水道のないところですから開発はできないというようなことにもなります。それから、今現在ですから来年までで約20年たちます。ことし19年目に入っております。平成15年に供用開始しております。それからもう既に10年もたっているということでありますが、当初の計画からしますと大分おくれているんですね、下水道の進捗状態が。  何でおくれているかは、理由はいろいろあると思います。まずは予算の問題もあります。当初450億円という金額を出されましてスタートしておりますが、年々使っている金額は落ち込んでいると思います。本年度も工事等に使われている金額は予算的には大変少ない金額ですよね。1億7,600万円なんていう公共下水道の事業費、その中で中央公共下水道事業費1億4,500万円、これではできないですよね、到底ね。下水道がおくれるということは環境汚染にもつながりますが、それよりもバロメーターだよ、地域のね。それが非常によくない。それだけに下水道は大変大事なものだと思います。それらが当初の計画からして遅いと。ただ、当市は自民党政権時代に集落排水事業が減反が達成しておったことによって可能だったわけですね。それで、かなりの地域が農村分については集落排水事業が実施されております。この下水道が入ったところは今現在、地域を見ましても、下水道が入ったところへは住宅がある程度建てやすいんですよね。区域を指定されて市街化区域が少ない旧水海道は、今度区域を指定しましたから一般の地域でも農村部でも区域指定地域は住宅が建ちます。しかしながら、下水道があるかないかは大変な差だというふうに思いますね。  そういう意味で、豊岡の下谷原だとかあそこらの地域は、住宅を建てようとしても下水道が入れないですよね、もういっぱいになっちゃっていますから。集落排水があっても希望が多くて入れないというようなことの地域も出ております。そんなことで、やはり排水の問題というのが大変重要だということが思われます。坂手地域は、水海道でやろうとしてもできかったことが坂手の地域に下水道の処理場を持ってきたわけです。これは、私の先輩議員でもありますが落合元議員らが地域の面で検討された結果、川の東側にある汚水の処理施設、谷和原にありますが、あの問題が改修された結果、においがなくなったということで、今のものは大丈夫なんだなというようなことも納得の一つだと思いますが、そういった内容であそこに誘致をしたというか、了解してくれたわけですね。それによって、下水道の処理が旧水海道もできるようになったわけです。しかしながら事業が遅い。  そして私も坂手でございますから、これらについては地元としては、下水道は当然排水処理場のあるところは優先権があるんだということを、私はトップの関係者から聞いたんですよね。これは、県に行ったときにその話が出ましてね。中村先生のところは地元ですよね、下水道をやらないんですか、いややらないじゃないですよ、私ら順番が来るのを待っているだけで、いつになったらやってくれるかと心配していたんだと。いや、そんなことないですよ、あそこは処理場があるんですから優先権がありますから、やったほうがいいですよと言われてから、私はあわてふためいて署名をとったわけですね。800名くらい署名を前市長の長谷川典子市長のときに役所に出したというようなことがございます。  そういう面で、きょうは下水道を何としてもできない理由が幾つかあったということでありますが、この間の堀越議員に対する答弁を聞いていますと、これは1カ所で事業をやると交通の障害も起きる、だから何かそこでやるようなことができれば、一体的な進め方ができると。あとは予算の問題という答弁があったようであります。下水道審議会のときに市長もあいさつをしてくれましたから、落合元議員の話も聞いておったわけですね。  そんなことでありましたので、これは今現在進めておられる場所、森下、橋本地域ですね。この地域はこの地域で当然進めていかなきゃならないです。しかし、市街化区域は何カ所か一緒に工事をやりますと、ものすごく交通の障害になりますね。車が通るところがなくなっちゃう。それと、いつまでもそこで、商店の前でやられますと、うちの商売を妨害するのかなんていう話になってくるくらい、やはり一定の期間がかかりますから、そんなことも出てくると思います。そういった全体的なことを含めまして、区域の見直しとともに事業を進めていただくような形をとれれば、分散化の形であればできるんじゃないかと思います。  それと、農村部全体を公共下水道でやろうとしたら、今でさえ19年になったって全然手をつけられていないんですから、西側のほうへは。東側だって、まだこれは19年たっちゃってまだまだなんですよ。だから、今のままやったら、これは何十年後になったらできるのよと。今まで事業を開始してから19年、それから機能して事業をスタートして下水道処理ができるようになってから、もう既に10年たっているんですよ。こうやって年数がたったってこれだけしかできないわけですよね。きょう、答弁側にいる課長だとかは、まだかわったばかりで答弁しろと言っても、これはかなり無理なことだと思いますが、いずれにしても今のままやっていれば終わりはないですよ、これは。終わらないですよ、このままずっとただのんびり、のんびりやっている話ですから。予算が足りなければ代議士にでも何でも使って、どんどん予算を獲得しながらでも事業を進めてくださいよ、これは。そのような形でもとらない限りは終わらないですよ、この話は、いつになっても。今は措置のものないでしょう、入ってくるんですよ、いずれはね。企画部長のほう。だから、そっちもこっちもみんな、このままではできないままですよ。私らが生きているうちにはできないみたいな話はどこでもしていますから、今ね。そのくらい要するに大変なことなんだ。見直すところは見直しても、見直すというのは私らのほうへ入れてくれの見直しは、今言ってますよ。そのかわり、そうじゃない、どっちみちできないところなんかは、合併浄化槽か何かを排水路があればできるわけですから、こういった考え方か何かで進めなければ、全部の農村、その対象区域は広いですからね。それを全部公共下水道でやっていこうなんていったら、恐らくはそう簡単にはできないというふうに思いますので、そこらのところの答弁をお願いします。見直しで坂手をどうするんだということが一番大事なところだということを念を押しておきますから、そのつもりで答弁してください。 170 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 171 ◯都市建設部長飯田昭典君) それでは、中村安雄議員御質問の3番、公共下水道の工事推進を図るため、予算化と工事の分散化、本年度予定している区域の見直しについてお答えいたします。  常総市における公共下水道事業は、水海道地区を処理区とする水海道中央公共下水道事業と石下地区を処理区とする流域関連公共下水道事業において汚水処理を行っております。両事業とも現在整備中でありますが、事業が当初計画よりおくれているのが現実であります。今後の推進計画につきましては、水海道中央公共下水道事業、流域関連公共下水道事業の進捗状況を精査し、各事業への効率的な経費配分を図っていきたいと考えております。  また、工事の分散化につきましては、工事内容、現場条件を考慮し、工事の発注方法等を検討いたします。  次に、事業区域の見直しでございますが、議員御指摘の水海道中央公共下水道事業につきましては、補助事業対象となる事業認可期間が本年度末で期限切れとなりますので、事業期間の延伸とあわせまして、現在都市施設の下水道区域として都市計画決定を受けている区域であります豊岡市街化区域、中妻市街化区域と水海道浄化センターのある坂手地域のそれぞれの地域性を考慮いたしまして、本年度中に区域拡大ができるよう検討してまいります。また、流域関連公共下水道事業におきましても、必要に応じまして事業認可の見直しを行い、推進してまいりたいと思います。  以上でございます。 172 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 173 ◯17番(中村安雄君) ということで、見直しの中に区域を入れるということで考えてよろしいわけですね、そういったことでね。あんまりはっきり返事しないようですが、その辺はそういったことも理解してよろしいかどうかも答弁してください。  それと、今、答弁の中にありましたが、何年間で見直しというのが、例えば25年ということはさかのぼって平成7年からこの事業がスタートしていますから、供用開始してから10年間ですよね、25年ですから。ということは、何年に1回こういった見直し、例えば市街化区域と調整区域の見直しだとか、そういったことは5年だとか何かの期間の中で都市計画法の見直しがあるというふうなことを聞いたことがありますが、下水道は何かの基準があるんですか、見直しをするという期間的な問題。というのは、今まで補助事業でやっておったものが、今度一たん切れちゃうとこの次の事業費には補助金が出ないから見直すんですよという、補助事業との関連で見直しをせざるを得ないという意味でいいんですか。どっちなんですか、そこは。 174 ◯議長(岡野一男君) 下水道課長。 175 ◯下水道課長(古谷幸悦君) 中村安雄議員の御質問にお答えいたします。  事業認可の更新の期間でありますが、これにつきましては、その補助事業でやっているものですから、補助事業の関係で期限が切れるとできないということなので更新をするわけですけれども、その期間につきましてはおおむね約5年から10年の期間を更新できるみたいです。 176 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。時間のほうもかなりきておりますので、御注意ください。 177 ◯17番(中村安雄君) 5年から10年ということでありますから、当然今回見直しがされなければ最低でも5年間ということになりますね。だから、これは私らの地域、要するに下水道の処理場区域ですよね。豊岡のほうの皆さんからもこれは強烈に要望があるんですね。前回堀越議員が質問したのも、そういった地域との問題があって質問をしているわけですから、新部長、新課長、いずれもこの見直しについては、私らが要望していることに対して、ひとつ期待にこたえるということで努力をしていただけるように御回答ください。 178 ◯議長(岡野一男君) 下水道課長。 179 ◯下水道課長(古谷幸悦君) それでは、お答えします。  拡大区域の決定なんですけども、先ほど部長が答弁で申し上げましたように、都市計画をしているところが中妻の市街化区域、豊岡の市街化区域、あと処理場があります坂手地区の3カ所になっているわけです。どの場所を選定するか、どんな条件でするかということなんですけども、一応下水道事業では処理使用料で運営しているものですから、その拡大につきましては、その事業効果を図る上からもその拡大区域の使用対象者、人口、または先ほど議員のお話のように、終末処理場があるところ、低いところから上流に向かって配管工事をしながら、面整備も工事もあわせてやっていくのが一般的な工事の仕方だそうですので、またあと地域住民の方々の公共下水道に対する理解や関心度ですか、そういったものも加味しながら、今後選定区域の判断材料にして決定をしていきたいと思っております。 180 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。もう残り時間は1分となりました。 181 ◯17番(中村安雄君) ということで、最後までひとつ御協力というか、期待にこたえられるように努力してください。どうもありがとうございました。 182 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午後2時06分休憩    ────────────────────────────────────                 午後2時16分再開 183 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、3番遠藤章江君。                〔3番遠藤章江君登壇〕 184 ◯3番(遠藤章江君) 3番遠藤章江です。岡野議長より質問の許可をいただきました。岡野議長におかれましては、5月14日の議長選挙におきまして第5代常総市の市議会議長に就任されましたこと、心よりお祝いを申し上げます。また、同日の副議長選挙におきましては、茂田信三議員が副議長に選出されました。あわせましてお祝いを申し上げます。常総市議会のますますの発展と品格の向上に向けて、なお一層の御精励を、まことに僣越ではございますが、心よりお願いを申し上げ、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  私は、本一般質問において二つの質問をしてまいります。一つは、2014年度以降に開通が見込まれる首都圏中央連絡自動車道、通称圏央道の周辺地域の用地整備並びに開発、土地利用等にかかわる質問、さらにもう一つは、当市における公共交通の今後についてであります。では、一つ目の質問から始めたいと思います。  現在、常総市内でも圏央道の橋脚が建ち始め、開通に向けての動きが間近で見てとれる状況であります。当市におきましても、この圏央道のインターチェンジが(仮称)水海道インターチェンジとして設置される運びとなっております。茨城県内近隣のどの市町村でも首都圏50キロメートル圏内にある好立地と安価な地価を大きな武器として、埼玉県に比べて首都圏へのアクセスとコストのバランスがすぐれた地域として、この周辺地域の開発に力を注いでいるのが現状であります。坂東市や五霞町では、現在インターチェンジ建設予定地の工業団地開発などの取り組みも進んでおり、圏央道という大動脈の進展とあわせ、インターチェンジ付近の整備計画が着々と進められているところであります。当市におきましては、前長谷川市長の時代、県との勉強会を実施していくような話がありましたが、その後どうなったのか全く情報も入らないのが現状であります。本年4月には、高杉新体制のもと、常総市総合計画後期基本計画も示されておりますが、圏央道の周辺開発については具体的には触れられていないのが現状であります。今後の圏央道周辺の開発に向けた当市の計画とともに、現在行っている執行部の具体的な取り組みについて、大枠をまず御説明していただきたいと思います。 185 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 186 ◯都市建設部長飯田昭典君) インターチェンジ周辺整備につきましては、本年度より都市建設部内に産業拠点整備課を設置し、事業推進に向けて取り組んでいるところでございます。  遠藤議員の1番目の御質問である圏央道(仮称)水海道インターチェンジの周辺開発における1点目、現在の計画を具体的にとの質問につきましては、インターチェンジ周辺の土地利用方針は、総合計画や都市計画マスタープランなどの上位計画において、農業の振興と連携した物流施設や農産物加工施設を主とした産業集積候補地区として位置づけられております。しかし、御存じのとおり、全域が優良な農振農用地であり、一般的な工業団地や商業施設などの都市的土地利用への転換は、都市計画法や農地法、農振法の整理条件が非常に厳しい地域であることから、課題対応の方向を見きわめていくことが必要とされております。現在は、農林調整を含めた関係機関との調整、地権者との合意形成、進出企業エンドユーザーの見込みなどの課題などを総体的にとらえ、常総市独自の実現性のある計画を作成し、具体的にどのような手法で、またどのような産業を誘致していくのかを整理することが必要となります。そのため、本年度の委託料におきまして、実際にインターチェンジ周辺開発で実績のノウハウを持つ民間企業に総合的な計画の提案を募って、実現性の高い事業計画を策定する準備をしております。  以上でございます。 187 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 188 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  私が一番気にしているのは、近隣の市町村、坂東市、あと五霞町では、坂東市に至っては土地開発公社を設立して開発を進めるということ、あと境町では、境町議会圏央道境インターチェンジ周辺開発調査特別委員会というものを町議会内に設置するなど、いろいろな取り組みを着々と進めているような状況であります。しかしながら、当市におきましては、依然としてそういう話が聞こえてこない、一歩も二歩も三歩も出おくれているというのが現状ではないかと、非常に危惧しているところであります。  具体的に今御答弁いただいた中で、常総市のインターチェンジ周辺付近というのは、優良農振農用地ということで、なかなかそこのところがネックになっているのかなという気がしますけども、そのような理解でよろしいんでしょうか。 189 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 190 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) ただいまの遠藤議員の御質問にお答えいたします。  あの地区は、大変農地の整備された地区であり、農振農用地域でありまして、土地改良で整備されていました地域でございます。大変、農地転用が難しいとされている地域でございまして、それが本当にネックとなっているのが現状でございます。 191 ◯議長(岡野一男君) 遠藤議員。 192 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  それでは、他市についてはどのような取り組みをしているのか御存じでしたら、二、三、インターチェンジ付近の坂東市や五霞町の例などを挙げていただいて御紹介していただきたいなと思います、どういう取り組みをしているのか。あと、ほかのところというのは、農振農用地域ではなくて工業誘致が可能な土地であるのか、その点について教えていただきたいと思います。 193 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 194 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) 今の御質問ですが、周辺の自治体の圏央道インターチェンジ周辺開発の進捗状況につきましては、五霞インター周辺や猿島岩井インター周辺において先行した取り組みがされております。  五霞インター周辺につきましては、組合施行の区画整理事業としまして38ヘクタールの開発が計画されております。土地利用規制につきましては、当市と同じ市街化調整区域内の農振農用地であります。現在、農林調整が整いまして、市街化区域編入等の都市計画手続中でございます。また、区画整理事業の業務代行者としまして大手ゼネコンの清水建設が決定しております。
     また、猿島岩井インター周辺におきましては、坂東市が工業団地造成事業としまして、73ヘクタールを、土地開発公社を新たに設立いたしまして、直接買収によります開発計画を進めております。土地利用規制につきましては、市街化調整区域内のほぼ山林でありますが、一部農振農用地も含まれております。現在、農林調整が整いまして、市街化区域編入等の都市計画の手続中でございます。  境インター周辺につきましては、境町としての構想自体はあると聞いておりますが、区域はいまだ未定でございまして、今年度基本構想を策定する予定となっているそうでございます。  以上です。 195 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 196 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  今の答弁を聞くところによると、やはりどの地域も五十歩百歩というか同じような状況であるように私は感じているんですけども、当市が若干というか、恐らく大分ほかの地域に比べて周辺の開発に着手するのがおくれている原因というのは、ただ農振農用地域だということ以外に何かありますでしょうか。あと、具体的に現在に至るまで、長谷川市長の時代にどのような検討がされてきたのかということも含めてお答えいただければと思います。 197 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 198 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。  五霞町で進めております計画地につきましても、農振農用地でございます。ただ、常総市の当該地と比べまして、農地の度合いとしましては常総市のほうがさらにハードルが高い農地となっていると思います。それがやはりネックとなって、なかなか農政協議に踏み切れないということでございます。  以上です。 199 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 200 ◯3番(遠藤章江君) 具体的に、長谷川前市長の時代にはどういう計画がされて、どのような話になっていて、現在その計画というのは継続中であるのか、それとも頓挫しているのかお答えいただければと思います。 201 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 202 ◯都市建設部長飯田昭典君) お答えいたします。  前市長時代には、県庁にまいりまして関係機関、農政機関、それから建設のほうの都市計画機関ですね、そちらの課長を交えまして勉強会を2回開催しております。その中で、やはりネックになってしまったのは、今、大滝課長が申し上げましたとおり、農政方のお話が一切大型の農地転用、こちらについての回答をいただけなかったと。農政サイドとしては、水海道地区の農地は守るべきものだ、それだけの投資をしているとそういう考えでございましたので、意見もいただけなかったというのが現状でございました。そういうところでございますので進展はなかったということでございます。  これからでございますが、これからは、その当時、市としましても市の考えをまとめて相談に行ったというよりは、県の幹部の方にお知恵を拝借というところで行ったわけなんですが、今度は市の考えを明確にしてそのような調整に入りたいと思います。  それから、先ほどほかの地域よりうちのおくれている原因なんですが、五霞と同じような農地でございますが、五霞地区に関しましては、五霞は大型商業施設を誘致するという考えで、そのような組合をつくっていたと聞いております。その大型商業施設は、最終的にはほかの地域に移ってしまったんですが、そういう前々からの下準備をして、地権者の方も、そういう農地転用がもうなされる地域だという意思がある程度まとまっておりましたので、そのような上での今回の開発地域にはある程度話が進んだものと考えております。  以上でございます。 203 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 204 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  では、具体的に常総市としましては、圏央道の開通をいつごろと見込んでいますか。ほかの地域はもうどんどん開発についての計画を進めている、大型ゼネコンを入れていると。当市の場合は、これから民間のコンサルタントにお願いして総合的な計画を策定していただくと、こういう状況ですけども、今の圏央道の開通見込み状況というのはどういう状況なのか教えていただきたいと思います。 205 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 206 ◯都市建設部長飯田昭典君) お答えいたします。  現在の状況ですと、圏央道でございますが、境インターチェンジから今開通しております学園の中央インター、そこの間がまだ100%の用地確保がなされておりません。そういうわけで、うちのほうもいろいろな機関に行ってこれからの進捗状況を聞いているところでございますが、当市におきましては、二大河川、小貝川と鬼怒川がございます。こちらに関しましては、まだ現場に入っていない状況でございますので、こちらの橋梁の整備等に関しましては、やはり最低でも3年はかかると考えております。そういうことを考えますと、やはり早くても平成28年度以降になってしまうのではないかというのが私の推測でございますが、これはこれから年度ごとの予算がどのくらいつくのかによっても進捗状況が変わってくると思われます。  以上でございます。 207 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 208 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  今まで民主党政権下で、コンクリートから人へということで公共事業投資が非常に少なくてなかなか思うように進まないような状況でしたけども、自民党政権に変わりまして、今度人からコンクリートへ転換しているような状況であります。私が得た情報の中では、国交省の大臣に陳情に行って、大体平成27年度中には完成予定じゃないかという国交省大臣が明言したというような話も聞いたんですけども、このようにのんびりしていて大丈夫なんでしょうか。何か具体的な施策といいますか、そういうものを今現段階で、執行部は当市としての独自の考えというのは何かお持ちではないんでしょうか。 209 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 210 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) 今後の市の進め方としましては、市としてなるべく速やかに事業計画を策定しまして、農林調整等に入っていきたいと考えております。そのために、今後プロポーザル方式により、経験のある複数の企業から企画提案をいただきまして、その中から最もすぐれた提案を採用し、それで計画を策定しまして諸手続に入っていきたいと考えております。  以上です。 211 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 212 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  この圏央道の開発というのは、一歩出おくれたり、一歩間違えれば、この近隣の市町村の中で常総市だけが取り残されていく、圏央道の周辺の中で常総市だけがぽつんと取り残れていくという、そういう非常に将来に向けての重大な開発になってくると思うんですけども、高杉市長はこの件について、御自身の開発計画というものについてどのようなお考えを持っておられますか。御答弁いただけましたらよろしくお願いいたします。 213 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 214 ◯市長(高杉 徹君) 圏央道のインターチェンジ周辺の開発は、常総市にとって最大の事業であり、また最大のチャンスだというふうにとらえております。そのために、今年度の4月から産業拠点整備課を新たに新設して、そこで圏央道開発、あるいは工業団地の拡張、これに専業で職員の方に当たっていただいております。今、とにかく具体的な計画がないと農地の転用ができないということですから、常総市独自の具体的な計画を策定する動きをしております。今の進行状況ですと、9月議会には皆さんのところにある程度の独自案を示せるような形で、今かなり早い段階で進んでいるところであります。 215 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 216 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  やはり一番大切なのは、市長の考えとか市長のリーダーシップというのは、市の開発には非常に重要なものであると思いますので、何か一つ御自身のお考えとか方針とかいうのをきちんと決められて、執行部一丸となってやっていかれるのがいいのかなというふうに私は感じております。  今、聞いておりますと、優良農地を生かした施策でなければ開発ができないということなんですけども、今、執行部の中で優良農地を生かす施策というのは、何かお持ちですか。 217 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 218 ◯市長(高杉 徹君) 最初の事務方の答弁の中で、例えば五霞や坂東市と比べて常総市ははるかに優良な農地であるために転用はほかよりも難しいという条件はお話ししたと思います。ということは、逆に常総市インターの最大の特徴は、やはり優良農地である、これを転換するのは並大抵のことではないというのがまず大前提としてあります。ではどうしたらいいか、どうしたら転用できるか。それは何らかの形で農業を生かす、あるいは農業の発展に寄与できるようなものを入れないと難しい。逆に言えば、何らかの形で農業の発展なり、農業の振興につながるようなものがあれば、それが突破口になれるということですから、当然そういう視点を取り入れないと、逆に言えば開発ができないという状況であります。 219 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 220 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  今、市長に答弁をいただいたんですけども、何らかの形でやるというのは、本当に漠然として非常に不安が募るんです。一つこちらから質問をさせていただきます。私、隣に座っている小林議員のほうから教えていただいたんですけども、クラインガルテンというものが世界の中にあるんですけども、これは執行部の方、御存じでしょうか。 221 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 222 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) クラインガルテンにつきましては、笠間市とか、あと八千代町なんかにも設置されて、都会の方が来てそこで休日の日に建物に宿泊して農作業をして帰られるというようなことは知っております。 223 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 224 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  これは200年前のドイツで起こった歴史ある農地の賃借制度なんですけども、大体30年間くらい賃借できるということで、ドイツでは50万人の方が利用している。農地を借りて、小さなラウベという家を建てながら、そこに滞在して農園や野菜、果樹、草花を育てたりと、そういうような一大庭園都市というんでしょうか、農園都市というんでしょうか、そういうものをやっていくというのがクラインガルテン、クラインというのは小さい、ガルテンは庭という意味なんです、ドイツ語だと。英語で言うとスモールガーデンでしょうか、小さな庭という意味なんですけども、そういう方法がありますよということで、小林議員も話していると。やはり何らかの形じゃなくて、具体的にどういうものをやったらいいか、これを考えていくのが私は執行部に大切なことなのではないかと思うんですね。コンサルタントに頼るとか、そういうことも必要かもしれませんけども、やはり自分たちの力を使っていろいろなアイデアを出していく、これは非常に重要なことではないかと思います。  高杉市長、一つお伺いしたいんですけども、場所を開発する目的というのは、常総市にとってどんなメリットがありますか。 225 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 226 ◯市長(高杉 徹君) 開発するメリットはどんな点があるかということですか。思いつくまま言ってみますけど、まず一つは、水海道インターの最大の特徴は、294バイパスと接続するということです。これは、294の4車線化と同時に今進めていますから、私は交通アクセスとしては、ほかのインターよりもはるかに有利なインターになると思っております。また、首都東京との連結という意味では、常磐道の谷和原インターからもすぐ近いわけですから、これは非常に有利なアクセスの改善になるというふうに、まず環境としては思っております。  それともう一つは、農地の転用が非常に難しいというマイナス面はありますが、逆にそれを活用すれば、常総市は非常に農業が盛んなところですから、先ほど言われたものも一つの候補として、当然我々は考えております。そういうものを具体的に今詰めて、今、ちょっと言うことはできないですけれども、当然それも一つのアイデアとして考えております。ですから、例えば農業の6次産業化もありますし、何らかの形で生かせるような形で実施していきたい。今、ちょっとここで公表するのはまだできないんですけども、そういう考えであります。 227 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 228 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  私の個人的な意見ですけども、やはり開発の目的というのは、定住人口をふやすとか、あとは税収を上げるとか、この二つに尽きると思うんですよね。今、小林議員のクラインガルテンのお話をしましたけども、私は自分なりに独自の考えを持っていまして、例えば所得500万円の人を100人そこに定住させるのであれば、所得が1億円ある人を5人住んでもらえればいいんじゃないかなというふうに、そういう考えもあるんです。ですから、もしあそこのインターチェンジ付近にインターチェンジ直結で自分の家まで専用道路がついていて、入居の許可がある人しか入れないような高級住宅地ですね。それも自分の田んぼがあって、自分の田んぼでとれた米を食べられる、数じゃなくてお金をどうやったら常総市に持って来られるのかと、こういうこともやはり重要なことだと思うんです。ただ開発するということよりも、人がやらないようなところに目をつけて、逆に高所得者をあそこ一帯に住まわせる、農場つきのクラインガルデンでも高所得者専用のものをつくるとか、そういうようなことをやっていけば、必ず税収は上がるはずだと私は思っています。私も持論はあります。小林議員からいいお話も聞きました。  やはり議員の中には、非常にたくさんいい考えをお持ちの方もいらっしゃいます。また、非常に土地を売買するのに非常に才能がある議員もたくさんいらっしゃいますから、そういう人のお知恵を拝借しながら、議員と執行部とが一体になってやっていくという形も必要なのではないかと私は感じています。  今言ったように、土地を売買することをなりわいとしている議員もいますから、あまり早期に議員を策定委員会の中に入れろとは申しませんけども、いくいくどうでしょうか、議員の有志によって執行部と一緒に圏央道のインターチェンジの開発というのを進めていく計画は、現時点で執行部はお持ちでしょうか。御答弁をお願いいたします。 229 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 230 ◯市長(高杉 徹君) 今ここではっきりそうですとは言えないんですけれども、今、遠藤議員から提案いただいたもの、あるいは小林議員からの間接的な提案ですが、非常にすぐれた案だと思いますので真剣に考えさせていただいて、なるべく取り入れられるようにしていきたいと思います。そこまでしか、残念ですけど言えません。 231 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 232 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  そこまでしか言えないんで、そこから先は議員の皆さんと一緒に楽しみにいろいろな案が出るのを待っていたいと思います。ありがとうございました。 233 ◯議長(岡野一男君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  遠藤章江君、次の質問をお願いします。 234 ◯3番(遠藤章江君) では、第2番目の質問に入らせていただきます。2番目は、当市における公共交通の継続と発展について御質問をしてまいります。  まず、私が昨年の9月議会、12月議会で質問をしてまいりましたコミュニティバスの運行についての現在の進捗状況をお尋ねいたします。12月議会では、平成25年に外部委託によるニーズ調査、委託内容の検討と公共活性化交通協議会における議論、その後新たな交通手段等の具体的な計画の策定で、平成26年4月にコミュニティバスを導入とするというお話をしていただいております。しかしながら、本年4月、議員への第6次常総市総合計画説明会の場で、総合計画策定委員会において委員のほぼ全会一致によってコミュニティバスは走らせない方向で決まったとの話が茂田議員からございました。この中で、やはり市長もある程度この話は納得済みだというような話もありました。また、その話を裏づけるかのように予算編成においては、コミュニティバス導入に向けたコンサルタントによる調査の予算がとられておりませんでした。  今回の議会において、議案第47号平成25年度常総市一般会計補正予算として、市内循環バスの運行に関する市民の意向を把握するためのアンケート調査の実施に要する賃金需用費、役務費の追加計上133万6,000円がありましたが、当市はコンサルタントを入れて数百万円規模の予算をつけて大がかりなアンケートを行うという予定であったと記憶していますが、今この話を聞くと、当初の予定よりも大分トーンダウンしているように思うんですけども、現在の進捗状況についてお知らせをいただきたいと思います。 235 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。企画部長。                〔企画部長岩瀬勝彦君登壇〕 236 ◯企画部長(岩瀬勝彦君) 遠藤議員の御質問にお答えをいたします。  市内循環バスの運行につきましては、平成24年12月議会で平成26年4月を目途に運行したいとお答えをし、準備を進めてまいりましたが、並行して進めておりました常総市総合計画後期基本計画策定のための総合計画審議会におきまして、委員の皆様から市内循環バスの運行の必要性について多くの疑問が出され、慎重に検討すべきとの答申を受けました。これを受け、平成25年度の当初予算に市の総合交通体系整備調査事業にかかわる予算計上を見送った次第でございます。その後、庁内で検討を重ねた結果、委託調査事業の予算化の前に、市内循環バスの必要性について市民の御意見を把握するためのアンケート調査を実施したほうがよいといった結論に至り、今回の補正予算に上程させていただきました。  今後のスケジュールといたしましては、ことしの7月から8月にかけて市内15の地区から15歳以上の市民5,000人を対象にアンケートを実施し、その結果、運行すべきとの御意見が有効回答数の過半数になった場合、12月議会に市内循環バスの運行を前提といたしました市の総合交通体系整備に係る調査事業費を計上したいと考えております。  総合交通体系整備事業調査では、市民の移動実態を詳細に調査し、鉄道、路線バス、タクシー、ふれあい号、市内循環バスの必要性を検証し、より効率的で持続可能な公共交通体系を構築するための運行計画を策定いたします。このため、バスの運行開始は国土交通省運輸局への申請、許可などもあり、少なくとも1年以上の期間は必要となり、最短でも平成27年1月を目途に考えております。  以上でございます。 237 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 238 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  知らない間にどんどんバスが走るのが先に進んでいってしまっている、がっかりしたなというのが現状なんですけども、私は今回いろいろな議員の方からも、どうして総合計画策定委員会が否定したことをもう一度議案として出してくるんだということで、議会の初日に大論争になりました。一つお聞きしたいのは、総合計画の策定委員の皆さんというのは、乗り合いタクシーを導入したときにやっていらっしゃった方と同じメンバーなのでしょうか。いかがでしょうか。 239 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 240 ◯企画課長(増田哲也君) 前の福祉循環バスから予約乗り合い交通に変えた際の委員会と、今度の総合計画審議会の委員は全く別でございます。 241 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 242 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  本当にどうやったら市民の本当の民意を知るかということが一番大事だと思うんですけども、今まで福祉バスという形のものがあった、それを高いシステムを導入しても乗り合いタクシーにしたと、こういう段階ではどういうアンケート調査をやられたのかお答えいただきたいと思います。 243 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 244 ◯企画課長(増田哲也君) 福祉循環バスから今回の予約乗り合い交通に転換した際には、市民の方に対するアンケートとバスに乗って利用をしている方に対するアンケートを行いました。市民の方には、20歳以上の住民1,500人を無作為に抽出いたしまして、35.6%の回答、534人から回答をいただきました。また、バスの利用者からは150人の方にアンケートをしてその返事をいただいております。その結果で判断をいたしました。 245 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 246 ◯3番(遠藤章江君) 議会の初日、今回やる予定として議案に上がってきているアンケート調査の数ですね。人口6万5,000人にして、どうしてたったの5,000人しか調査しないんだというような意見が議員の皆さんから出ております。実際、乗り合いタクシーに移行するときのニーズ調査は、市民のニーズ調査としては水海道地区が100人、石下地区の方が50人というふうに私は記憶しております。そしてまた、細かな交通手段に対するアンケート調査では、今御紹介がありましたように、無作為抽出によって1,500人、こういうことであったと思います。私が一番この常総市において信用ならないのは無作為抽出なんです。今回5,000人をどのような方法で抽出するのかお答えいただきたいと思います。 247 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 248 ◯企画課長(増田哲也君) 無作為抽出ですが、全くめくらめっぽうで選ぶという方法と、あとは〔「差別用語だよ」と呼ぶ者あり〕──すみません。全体から同じ割合で抽出する方法と〔「訂正したほうがいいよ、訂正」と呼ぶ者あり〕──すみませんでした。  無作為に何人か順に単純に選ばせていただく方法と、今回の市内循環バスの運行に関しましては、地区ごとの方々の意見も反映させたいと思いまして、各地区ごとにある程度まとまった数の方々を選ぶ方法の無作為抽出としたいと考えております。また、年齢等につきましても、15歳以上の方を考えておりますが、年代に関しましてもある程度のサンプルが得られるように、そういった形の無作為抽出にしたいと考えております。 249 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 250 ◯3番(遠藤章江君) アンケート調査のやり方はいろいろあると思うんですけども、問題は今までやってきたアンケート調査というのは、そのデータというのがカテゴリーデータというもので、個人的な感情によって全然数値にしてあらわせないようなデータなわけですよね。何が必要かというと、カテゴリーデータの条件と人数による相関比とかそういうのを全く出していない、ただ単純に人数を棒グラフにあらわしたり、円グラフにあらわしたりしているだけなんですね。だから、こういうアンケートのとり方をやるのであれば、5,000人やろうが1万人やろうが全く意味のないようなデータしか出てこないはずなんです。  何が必要かというと、何千人やってもいい、たとえ1,000人でも構わないです、5,000人じゃなくても。しっかりと統計的な仮説検証をやっているかやってないかなんです、問題は。データに対して。しっかりとその出たデータというものを検証して、データの確からしさというものをきちんと証明されなければ、こういうバスが必要だと思いますかとか思いませんかという形でグラフを書いてあらわしたとしても、これは残念ながら小学校の生徒が夏休みにやる統計調査のデータのあらわし方と全く同じような状況なんです。ですから、本当に市民のニーズ調査というのをやるのであれば、きちんとした統計解析ができる職員が携わってやるか、もしくはきちんとした統計解析ができる業者に解析を行ってもらう、これ以外に方法はないと私は思っております。5,000人やるとか1万人やるとか数をやればいいというものではありません。  ちょっとここで、失礼な言い方かもしれませんけども、千姫まつりのときに、会場でこの場所に公衆トイレが必要か必要じゃないかと、そういうアンケートを常総市議会の議員の皆さんがとったということですけども、そういうバイアスのかかった、偏りがあった、そういうのはアンケートとは普通は言わないんですね。ですから、今回の市が予定している市民循環バスに関するアンケート調査のお願い、こういう紙を議会に提出されましたけど、まず1ページ目に載っているのが、乗り合いタクシーをやると4,800万円ぐらいだと。循環バスを毎日走らせると1億7,800万円かかりますよと。こういうことを書いた時点でもう既にこのアンケートにはバイアスがかかっているんです、偏りがかかっているんです。ですから、本当に常総市がこれから市民の足を確保するために、超高齢化社会に向けて何としても高齢者の足を確保するんだと、こういう意識のもとでアンケート調査をやるのであれば、こういうアンケートは何回やっても同じですよということを私はお訴えしたいんです。このアンケート、多くの議員の皆さん、ほとんどの皆さんは恐らく今回の議案は否決されると思います。否決された場合、これはどういうふうに今後進めていかれるお考えでしょうか。高杉市長、答弁をお願いいたします。 251 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。
                   〔市長高杉 徹君登壇〕 252 ◯市長(高杉 徹君) 議案が否決された場合どうするかという質問には、私は答えることはできません。なぜならば、当然通すという前提で一生懸命やるわけですから。 253 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 254 ◯3番(遠藤章江君) 私は全員協議会の場でも市長にお訴えしました。やはり市長はコミュニティバスを走らせるということを市長選挙の公約に挙げています。ですけども、いろいろな今までの会議での様子などを聞くと、はっきり言ってトーンダウンしていることはこれは確かだと思うんですね。それで、アンケートのお願いを見ただけでも、全く私は市長の熱意が感じられないということを全協でもお訴えをいたしました。アンケートのやり方というものをもう一回きちんと考え直して、こういう安易なことをやらないで、どうやったらいいのかということをまず考える必要があるんじゃないというふうに思います。そのためには、私は議会の質問の中でも言いました、福祉タクシー券を使う、乗り合いタクシーを使う、コミュニティバスを使う、この三つをやったら必ず常総市の財政は圧迫しますと。こういうところからきちんと見直しをしなければ、これはお金だけかかって何の結果も得られない状況になるかもしれません。  市長は就任されて既に1年近くがたとうとしています。コミュニティバスについては、前進するどころか後退しているわけです。来年の4月にはコミュニティバスが走りますよと、私は常総市民の皆さんに既に発信をしております。しかし、今の答弁ではどんどん平成27年、それ以降になるというお話をしていただきましたけども、これを本当に市長は三つやれるとお考えですか。 255 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 256 ◯市長(高杉 徹君) 私は選挙の際にも、市内循環バスを導入するに当たり、現在使われているデマンドタクシーについても存続するということを明言しております。ですから三つをやります。ただし、そのときにも言いましたけれども、当然三つをただ足すんではなくて、デマンドについて一部見直しはしますということも公言しております。現実に、昨年6月にデマンドタクシーについて70歳以上250円だったものを125円に値下げをしております。それで3月までやってきました。私は、これは改定をしました。4月1日から125円ではなく倍の250円に戻しました。このように、財政的にもデマンドの見直しを既に行っております。こういうふうに一つ一つ積み重ねながらやっていきたいというふうに考えております。 257 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 258 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  三つをどうしてもやりたいというお話ですけども、これは本当に難しいことだと思います。今、デマンドタクシーで何が問題になっているかと言うと、せっかく自宅の前まで来てくれる乗り合いタクシーなんだけども、体の不自由な人が優先される、歩けない、足の不自由なお年寄りが優先される、こういうことではないんです。例えば、どこかに遊びに行きたい、買い物に行きたい、足腰元気な人がうまく予約すればその人が優先される、これが一番の問題だということを議会で何度も何度も訴えました。ですから、私は乗り合いタクシーは本当に福祉目的で体の不自由な人、本当に高齢になって歩けないお年寄り、こういう方に優先して利用していただけるようなものにする、健康な方はバスに乗っていただく、こういう形が一番いいのではないかということを私はお願いし続けているわけです。  私がちょっと小耳に挟んだんですけども、高杉市長が就任されて一番先に陳情に来たのが乗り合いタクシーのタクシー会社であったと、こういう話も聞いております。やはり乗り合いタクシーのタクシー会社の方々は自分たちの売り上げが半減する、常総市から補助金が出ない、これは大変なことだと思っております。ですから、私もこういう質問を繰り返すというのはタクシー業者の方には非常に気の毒な話だなというふうに心苦しいところもあるんですけども、私は一つ提案です。タクシー業者の方の営業を圧迫しないでやる方法が必ずあるはずなんです。一つ執行部の方に御質問いたしますけども、土浦市で運営しているきららちゃんバスというのを御存じでしょうか。 259 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 260 ◯企画課長(増田哲也君) 詳細についてはちょっと存じておりません。 261 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 262 ◯3番(遠藤章江君) きららちゃんバスというのが土浦市にありまして、これは特定の非営利活動法人まちづくり活性土浦が実施者として運行している路線の定期運行の乗り合いバスなんです。これは、タクシーと関東鉄道とこの二つの会社が一緒になって営業していると、こういう路線バスがあります。それで、このきららちゃんバスというのは、コミュニティバスにしては国からの補助金が唯一指定されているNPO法人が運営するバス会社なんです。ですから、タクシー業者に遠慮して乗り合いタクシーをずっと継続しようとか、バス会社に遠慮して福祉コミュニティバスをどんどんやっていこうとか、そういうような考えをお捨てになって、どうでしょうか。タクシー会社にも利益をもたらせる、バス会社にも利益をもたらすことができる、こういうやり方が幾らでもあるんです。  ところが、今私が執行部に質問をしたら、きららちゃんバスも知らないと。これは茨城県の中の土浦がやっているバスなんですよ。今まで1年以上かかって、一体何を検討してきたんでしょうか。今までやってきたことをお答えしていただきたいと思います。 263 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 264 ◯企画課長(増田哲也君) 戻りますが、今回出しましたアンケートの調査のお願いですが、これで市民の方から市内循環バス運行に関して今後検討していくことで、皆さんからお返事をいただきます。その後につきましては、常総市総合体系整備調査事業委託費として、また別のそういった委託料を計上して、専門家の方に福祉タクシーと予約型乗り合い交通と市内循環バス、この三つがどうやったらうまく運行できるかというのを調査したいと考えておりました。 265 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 266 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  その調査検討の中に、ぜひ土浦のきららちゃんバスも考えていただきたいと思います。日産のキャラバンという小型の乗用車を使って乗り合いタクシー、あと大きいバスは関東鉄道の三菱ふそうのエアロミディMEという、この型を使って土浦市をくまなくタクシーとバスと協力して流しているという状況でありますから、こういうこともぜひ御検討していただきたいなと思います。  最後の質問になりますけども、実は5月29日に常総市の議会運営委員会が開かれました。その中の前段のところに常総市選出の県会議員がいらっしゃいまして発言をされたことなんです。地元の関東鉄道の常総線に関することです。関東鉄道については、3期連続赤字を計上していて非常に経営が苦しい状況であると。それで、常総線が廃線も視野に入れて考えていると、こういうようなお話がありました。市長はこういうお話は県会議員のほうからお聞きになっているでしょうか。 267 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 268 ◯市長(高杉 徹君) 私は神達県会議員からそのような話は聞いておりません。 269 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 270 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  これは常総線を使っていらっしゃる方は常総市にはたくさんおりますので、廃線の危機ということであれば大変なことで、署名運動をしなくちゃならないと私は思いまして、関東鉄道株式会社本社に対し公開質問状を提出いたしました。その結果、関東鉄道のほうは3期連続赤字を計上している、これは事実でありますけども、これはあくまで鉄道部門だけの話でありまして、関東鉄道グループ全体としては黒字経営であると、全く経営には問題がないというお話でした。また、廃線という話ですけども関東鉄道側は一切廃線という言葉も使ってないし、廃線を予測するような話も一切したことがない、こういう見解であります。  どうして、こういう関東鉄道常総線が廃線になるとかという話になったかと申しますと、実は県会議員は、TXつくばエクスプレスを常総線に乗り入れる、こういう計画がある、議員の議員連盟を立ち上げるので、どうか常総市の市議会議員の皆さんもこの議員連盟に参加して御協力してくださいということなんです。高杉市長、これから常総市の公共交通鉄道部門をどのようにお考えか。このTXの常総線乗り入れというのが可能であるのか。関東鉄道に確認をしましたところ、一事業体ではまず不可能な事業だと言っておりました。国が何億も何十億も何百億も、常総市が何百億もお金を出してくれるのであれば、お金に糸目をつけない話であればこれは可能だということです。検討してくれる条件として、お金には一切糸目をつけずにと言ったら変ですけども、採算度外視でできるかできないかという検討だけしてくれということなので、関鉄側は、それはお金は何百億も何千億もかければそれはできるでしょうというような意向だそうです。今後、TXの常総線乗り入れ、あと一番当市からも予算を計上しております地下鉄8号線という話もありますが、市長としては、今後鉄道部門に関する常総市の発展をあわせまして、どういうお考えかお示しいただければと思います。 271 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 272 ◯市長(高杉 徹君) まず、私は現段階でできる現実的な政策を優先したいと思っております。それは、公共交通というのは、民間の交通プラス自治体の独自の交通、これを合わせて表現しております。民間の交通ということで言えば、常総線の一層の活用という方向がまず現実的にはあります。常総線は、私は逆にこれから価値が高まると思っております。一つは、近隣のに中高一貫の新しい教育機関もできます。そうすると、かなり需要が見込まれるだろうという予測もありますから、落ち着いて現状の中でできる公共交通を考えれば、常総線のまず当面の現状の中でより活用できる方法を考える。それと、路線バスが残念ながら民間では廃止されていますから、その路線バスにかわるものは、ある程度自治体が積極的に乗り出して、デマンドなり循環バスを導入するだろうということで、私は民間部門と自治体独自、この二つを合わせた中で、より具体的で現実的な方法をまず優先させていきたいと思っております。 273 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 274 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  降ってわいたような常総線へのつくばエクスプレスの乗り入れという話だったんですけども、話の内容を伺ってみると、沿線の首長も非常に協力的である、こういうような発言もあったそうなので、今、高杉市長にその意思をお伺いをいたした次第であります。私も市長と同じ考えであります。常総線にTXが乗り入れる前にまずやらなくてはならないのは、電化の促進であります。今現在まで常総市では常総線電化についてどのような取り組みをされてきましたでしょうか、お答えいただきたいと思います。 275 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 276 ◯企画課長(増田哲也君) 過去においてはそういった検討もされておったようですが、現在は全くそういった検討はなされておりません。 277 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 278 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  私も関鉄の本社に確認しましたところ、平成の初期の段階におきまして、会社としては電化の考えというものはプロジェクトチームをつくってやったんだけどもなかなか厳しいということで、今は頓挫しているというような話も聞いております。ですから、私は、今、市長がおっしゃるように、現実的にやらなくてはならないのは、駅までのアクセスをどうやって常総市がつけていくかということなんだと思うんです。駅まで行ければ、守谷まで行けばTXに必ず乗れるんです。私は、やはり期成同盟会を立ち上げるとか議員連盟を立ち上げれば必ずそこに補助金がついてくるんですね。多少微々たるものであっても、地下鉄8号線には幾らかのお金を毎年毎年予算としてつぎ込んでいるはずなんです。ですから、ほかの議員はたくさん議運の場にいらっしゃいましたから、それぞれの議員はそれぞれのお考えがあって結構だと思うんですけども、私は高杉市長が主張するように、何とか常総市は広いですけども、鉄道が通っています。昔から鉄道のまちと言われておりますので、何とかコミュニティバス、乗り合いタクシーを使いながら駅までのアクセスをしっかりつけていく、これが非常に重要になっていくのだと私は思っております。  これから、何とか一日でも早くコミュニティバスが通るように努力をしていただきたいと思うんですけども、今回のアンケート結果のやり方を最後に見直すお気持ちはないでしょうか。この点を確認したいと思います。 279 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 280 ◯企画課長(増田哲也君) 私ども担当部署としては、十分に検討をさせていただいて出た結果でございますので、できればこのアンケートをやらせていただきたいと考えております。よろしくお願いします。 281 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。時間のほうもあと2分でございますので御注意ください。 282 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  そうですね、このアンケートをとったとしますよね。そうした場合、その結果はきちんと解析するという作業、これはやっていただくわけにはいかないでしょうか。 283 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 284 ◯企画課長(増田哲也君) 無作為抽出とは申しましても、その点が気になりましたので、地区別や年齢別にある程度のまとまった数を出しまして、そういったものをクロス評価してやっていきたいと考えております。 285 ◯議長(岡野一男君) 遠藤章江君。 286 ◯3番(遠藤章江君) ありがとうございました。  石川議員も言われていますね。常総市は非常に交通空白地帯というのがあるんですね。駅の真ん前に住んでいる人にアンケートをとってもあまり意味がないですよね。ですから、アンケートのとり方も工夫をしていく必要があるのではないかと思います。ぜひともよりよいアンケートをとって、私個人的な意見であります。どうかコミュニティバスを一日も早く走らせる常総市になってくれることを心からお願いを申し上げまして、質問を終わりにしたいと思います。長時間にわたり、ありがとうございました。 287 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午後3時15分休憩    ────────────────────────────────────                 午後3時37分再開 288 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、1番金子晃久君。                〔1番金子晃久君登壇〕 289 ◯1番(金子晃久君) 1番金子晃久でございます。通告に基づきまして3点質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず第1点目でございます。常総市内の空き家に対する現状と今後の対策を問う。  現在、常総市では高齢化や若者のふるさと離れが進むにつれ、年々空き家が増加しているのが現状でございます。ここに御列席の議員の皆様並びに執行部の皆様のお住まいの近くにも、このような空き家を目にすることがあるのではないでしょうか。昨年の9月議会で中村安雄議員の一般質問にもこの空き家の問題が取り上げられており、その時期から私も徐々に市内の各地域の現状と対策に大いに関心を持つようになり、不思議なことにこのように意識を持っていると、これまでになく常総市内の空き家が目につくようになりました。この問題の危険性は、空き家が発生することによって外部不経済が発生するということです。それは、不管理による火災の発生、犯罪の温床、倒壊の危険、雑草の繁茂など局部的影響だけではなく、それが存在する地域全体、これのオーラの低下を招きかねません。  日本全体の空き家率は総務省の統計よれば、2008年に全体の13.1%、茨城県内では14.7%に達し、15年後の2028年には実に23.7%に空き家率が上昇すると見込まれております。このように、超高齢社会の進展と地方の抱える現状をがんがみますと、今後も空き家はふえ続け、行政もそれに対する適切な対応を迫られるのは必然でございます。  実際に私の近くの空き家の問題を一つの例とします。そこは、先ほど述べましたように、木造の老朽化による火災の危険性のほか、強風時にトタンの屋根の一部がはがれまして、それが互いにぼんぼんと打ちつけまして、非常に大きな音が発生しております。非常にうるさいです。しかも、その風によって少しはがれたトタンが吹っ飛ぶ危険性があります。もしお散歩等で通られていたら当たる危険性が本当にあるんじゃないかと私も思います。また、その敷地内に草木が繁茂して盗難自転車とおぼしき自転車が放置されております。また、土鳩、ハトですね、これの巣がありまして、私の家のみならずハトのふん害が近所じゅうに発生し、周辺住民が非常にこの対応に苦慮しております。私も現地を見まして、ハトのふん、屋根のほうから出ているんですね。その下に汚い話ですがハトのふんがこのくらい蓄積をしていました。結構長い時間放っておくとそのくらいたまってしまうということは、非常にふん害が発生しているという状況でございます。さらに、建物の倒壊の危険性がございまして、その建物に沿って三妻小学校の児童が通う通学路が設定されています。もし、そのとき地震だったり、何もしなくても老朽化ですから、いつ倒れるかどうかわかりません。このようなさまざまな危険性がある空き家に対して、行政では民地のためなかなか対応することが難しいのが現状でございます。  以上を踏まえまして、1点目の質問をいたします。市内の空き家の件数は現在どれだけ把握しているものがあるかお尋ねをいたします。  前回の中村議員の一般質問の執行部のお答えにもありましたが、2番目の質問、住民からの要望や苦情があるとのことでしたが、どのようなものがありますか、お答えいただければと思います。  3番目に、茨城県でも県内初となる空き家の条例、これが牛久市で制定されました。それを皮切りに周辺自治体でも条例制定の動きが見られます。中村議員御指摘のときには、埼玉の所沢が皮切りとなってやっておりましたということですが、そのときから時間が1年ぐらい過ぎまして、現在いろいろなところで波及をしております。常総市でもこれに早急に取り組むべき必要があるのではないかと私は考えております。市の考えをお伺いします。  2点目の質問に移ります。ふるさと納税についてお尋ねいたします。ふるさと納税という言葉は皆さん御存じのことと思います。しかしながら、皆さんその概要や制度を詳しく知っていらっしゃる方はまだまだ少ないのではないでしょうか。恥ずかしながら、私もふるさと納税の制度には興味、関心はございましたが、内容を知りませんでした。  ふるさと納税とは、総称でありまして、正確にはふるさと寄附金といい、2008年に公布されました地方税法等の一部を改正する法律、これで個人住民税の寄附金税制が拡充される形で導入をされました。制度上の説明はここでは省きますが、常総市出身の方で現在中央で活躍されている方々、これが多い状況や、常総市を離れてはいるが何らかの形でふるさとに貢献したいという方々の思いを酌む一つの手段として、このふるさと納税のさらなる活用を行政側がいかに周知していくかも、これは責務ではないかと私は感じております。  そこで、まず1点目、常総市のふるさと寄附金、いわゆるふるさと納税の導入後の各年度ごとの件数と金額をお尋ねします。また、常総市の住民が他の自治体へふるさと納税を行っているか、また行ったのであればその金額をお尋ねいたします。ふるさと納税を待っているばかりではなく、私は積極的にふるさと納税をしたいと思っていらっしゃる方々、この思いを酌むための行政努力は決して欠かすことができないものだと考えています。  ふるさと納税をしたときに特典がついてくる自治体、特典を付して納税者に感謝の意をあらわす自治体もあり、例えば北海道の上士幌町というところでは、1万円以上寄附した町外の在住者には、地元産ジャガイモの詰め合わせ、十勝ハーブ牛、十勝ナイタイ和牛、はちみつセット、鹿肉ジンギスカンセット、この中から1点選べる特典がございます。すごいですね、これは。また、九州宮崎県の綾町では、マンゴー、豚しゃぶしゃぶセット、日向夏、ワインセットの中から、税額に応じて、1万円、3万円、5万円、これを何種類か選べるような特典を用意しております。また、常総市の周辺自治体でも、これは私は調べてびっくりしたんですが、守谷市さん、下妻さんなどがもう既に特典を取れ入れております。そして、さらにこの制度を利用しやすく、つくば市や守谷市などはクレジット対応の制度もございます。常総市では現在、ホームページ上にふるさと納税の制度の説明は出ておりますが、私はさらなる行政努力も必要と考えておりますが、いかがでしょうか。  3点目の質問に移ります。当市のペーパーレス化への取り組みについてお尋ねをいたします。当市の行政問題といいますか、庁内の管理問題であるペーパーレス化についてでございます。現在はパソコンやタブレット等の電子端末の普及によって、それまで紙ベースで行われてきました情報管理でございますが、記録も連絡も現在ではそのほとんどが電子媒体を通じて行われると言っても過言ではございません。今でも、この電子情報への集約は現在進行中と言っても過言ではないでしょう。  さて、翻って私の経験談でございますが、私がこの市議会に入りまして、まず一番最初に感じましたのが書類の多さでございます。必要なものはいたし方ないでしょうが、各種連絡も紙媒体で配付され、家に帰ってその情報を取捨選別するのもひと苦労といったところでございます。例えば、連絡等に関しましてはメール配信するなど、そのほか日程等に関してはPDF化して皆さんにデータで配付するなど、検討すればさまざまなアイデアがあると思います。これは本当に紙の資源の節約はもとより、人材資源の有効活用にも寄与するのではないでしょうか。これは、議会を通した一つの事例ではございますが、茨城県内でもこのペーパーレス化を執行部と議会が連携して取り組んでいるのが、現在、稲敷市でございます。  皆さん、御存じかもしれないんですが、稲敷市では今年度から情報をタブレット端末に送信するというようなものが具体化され、事業化されて、その予算が計上されております。実際に議会に使用する例規集や議案書などを電子化し、経費削減の施策をとっているところです。また、庁内を有線ではなく無線LAN化を進めており、議会に配付するタブレットプラス庁内の無線LAN化で合わせて1,977万円の予算を計上しております。さまざまな効率面を考えると決してこの金額も高いとは言い切れないのではないでしょうか。もちろんすべてを電子化するのが好ましいというのではなく、必要箇所の電子化、時代に合わせた情報化、そしてそれを扱う私たち、例えば議会でタブレットを配られたら私たち議員自身のICTのリテラシーが必要であることも申し添えておきまして、当市の庁内の情報の電子化に対する質問をさせていただきます。  また、2点目は職員の電子メールの活用情報に関しても、業務効率の観点からお尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。 290 ◯議長(岡野一男君) それでは、質問の答弁関係の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長相澤 傳君登壇〕 291 ◯市民生活部長(相澤 傳君) それでは、金子議員の質問の大きな1点目であります市内における空き家の現状と今後の対策について答弁をさせていただきます。  まず、御質問の1点目でございますが、市内における空き家の件数につきましては、申しわけございませんが、現在把握していないのが現状でございます。  続いて、2点目でございますが、市内における空き家に関する苦情、あるいは要望についてでございますが、ことしに入ってから既に5件ほどございます。内容的には、建物が傾いているとか、敷地内に草木が生い茂っているといったようなもので、何らかの対応を求められているところでございます。金子議員の質問にあった三坂町における空き家のトタン塀が飛びそうであるというような情報も把握しております。そして、こういった情報があった際には、空き家の所有者の方に連絡をいたしまして、適切な措置をとるようお願いしているところでございます。今後は、市といたしましても、防犯、あるいは防災の観点から空き家等を適正に管理する条例の制定が必要であるというふうに考えております。  次に、3点目でございますが、空き家条例に対する当市の考え方についてでございますが、まず県内市町村の取り組み状況を申し上げますと、議員がおっしゃるとおり、牛久市が平成24年7月1日に施行いたしましたのを皮切りに、八千代町が本年1月1日、次いでつくば市、笠間市、取手市が4月1日に施行をしておりまして、下妻市においては本年10月1日の施行を予定しているということでございます。当市といたしましても、近隣市町からの情報をただいま収集中でございまして、条例制定までのプロセスであるとか課題等を精査、検討をしている段階でございます。  今後の予定といたしましては、早急に条例の素案を作成しまして、パブリック・コメントを実施した上で、本年度中のできる限り早い時期にその条例案を議会に上程できるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 292 ◯議長(岡野一男君) 企画部長。                〔企画部長岩瀬勝彦君登壇〕 293 ◯企画部長(岩瀬勝彦君) 金子議員の2番目の御質問のふるさと納税と3番目の御質問の当市のペーパーレス化の取り組みにつきまして順次お答えいたします。  初めに、ふるさと納税につきましてお答えいたします。  ふるさと納税は、平成20年4月30日、実際の住所地以外の住民がふるさとに貢献したい、応援したいという趣旨で、地方税法の一部を改正する法律により公布されたものでございます。当市におけるふるさと納税の受け付け状況でございますが、平成21年度及び22年度には寄附はございませんでした。23年度は4件で金額は総額59万円でございます。24年度は1件で6万1,050円の寄附がございました。また、常総市民が他の自治体へふるさと納税を行った状況でございますが、21年度は5件で総額1億19万円、22年度は4件で総額10万円、23年度は6件で総額13万円、24年度は200件で総額1,170万1,937円となっております。  このふるさと納税の申し込み方法につきましては、市のホームページに掲載されておりますふるさと納税についての募集の告知などによって申し込み者より連絡があった場合は、ホームページからのダウンロード、もしくは市から郵送された寄附申込書の記入の仕方のお知らせをし、その寄附申込書を御提出いただきます。この寄附申込書の御提出をいただいた後に納付方法の案内文及び納付書をお送りし、入金確認後税の申告時に添付資料となります寄附金受領証明書とお礼状の送付となります。なお、寄附をしていただく方が使い道を指定したい場合は、その使途を寄附申込書に御記入いただき、その方の御意向に沿うように措置するとともに、ホームページでも随時公表しているところでございます。  今後につきましては、市に寄附される金額より他の自治体に寄附される金額との差があるのが現状でございますので、PRの方法等の検討を行うとともに、特典として地場産品等を贈呈している市町村もございますので、あわせて検討してまいりたいと考えております。  続きまして、3番目の御質問の当市のペーパーレス化の取り組みについてお答えいたします。  まず、庁内の情報の電子化の動きについてでございますが、当市の庁内の情報電子化につきましては、平成13年度に策定されました国の情報化基本戦略に基づきまして、合併以前から当市に合った情報化計画を策定して順次進めてまいりました。ペーパーレス化につきましては、情報化を推進する目的の一つでありまして、それを実現するために必要な職員へのパソコン配布やネットワークの構築、情報化に必要なシステムの導入等を進めているところでございます。紙の削減効果の実績といたしましては、情報化だけに起因するものではございませんが、平成17年度には999万枚使用されていたものが平成23年度には554万枚と44.2%削減されております。  今後の当市の情報化につきましては、総合振興計画後期基本計画の策定やマイナンバー制度関連法案の成立、防災・減災への対応、さらには新庁舎建設など情報化に係る環境が大きく変わることから、今年度はより当市の実情に合った情報化計画及び実施計画を策定する予定であり、引き続き情報化を進めてまいりたいと考えております。  次に、職員の電子メール等の活用状況についてでございますが、市では平成14年に電子メールをはじめとする庁内情報システムを導入し、係ごとにメールアドレスを作成し、係単位での運用を行っております。なお、活用状況でございますが、平成25年5月の1カ月における受信件数は3万8,530件、送信件数は6,603件となっております。一方、21年1月の1カ月における受信件数は5,473件、送信件数は1,586件となっており、受け付け件数で約7倍、送信件数で約4倍の増加となっております。なお、電子メールでは、メールの誤送信や添付ファイルによるウィルス感染等のリスクがあることから、大容量のデータの送受信も可能な常総市ファイル転送システムを導入し、平成25年3月から運用を開始しておるところでございます。  以上でございます。 294 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 295 ◯1番(金子晃久君) 御答弁、ありがとうございました。  まず、空き家に対する現状と今後の対策に関しまして、1番の件数の把握はしていらっしゃらないというお答えだったんですが、2番目と絡めまして5件ほど苦情や要望があるというふうにおっしゃっておりました。もちろん、空き家の全体的な市内での存在はまだわからないという形で、この前の議会でも中村安雄議員の質問に対してお答えになられたと思うんですが、2番目に絡めまして、5件ほどというのは同じところに対してなのか違うのかお願いします。
    296 ◯議長(岡野一男君) 安全安心課長。 297 ◯安全安心課長(猪瀬 清君) 金子議員のただいまの質問にお答えします。  5件といいまして、昨年9月に議員から質問がありましたので、安全安心課で苦情、要望があったときのために、いつどのようなところでということを把握しております。その統計として、昨年末から統計を始めましたところ、ことしの2月から皮切りに6月6日まで合わせて5件でございます。内容につきましては、市内それぞれでございます。中妻町、若宮戸、三坂町、本石下、豊岡町と、それぞれで生活環境の悪化による近所からの要望、先ほど金子議員が申されましたように、トタンが風で危ないというような意見もございました。そのほか、倉庫、これはもちろん無人なんですけれども、倉庫のところが隣家からいつ倒れてもおかしくないというような要望がありましたので、こちらも現地を調査して所有者を調べて至急対応するように指導しております。内容については以上のとおりでございます。 298 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 299 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございました。市内各地で5件ほどあったということでお知らせいただきました。  皆さんのお家の周りに空き家はありませんか。非常に私はこの5件ということを聞きまして、実際はもっとあるのではないか、そしてそれが問題として市のほうに要望を言ったというところで5件だったと思うんですが、本当はもっとあるんじゃないか。そして、この問題は本当に早急に取り組むべき問題なのじゃないか、そういう意識のもとで条例制定を急ぐというふうにおっしゃっていると思うんですが、実際のところ、これから梅雨があって、秋になると草木が枯れて、いつ空き家の問題が発生するとも限らない。燃えたりだとか、さまざまなことがないとは限らないと思っております。この5件という数字ではなく、その背後には問題とならなかったさまざまな空き家の問題があるというふうに、私どもと表現してよろしいんでしょうか、認識しておりますので、早急にこの条例の制定に対してお取り組みいただければと思います。これは要望でございます。  続きまして、ふるさと納税に関しての質問に移ります。私も先ほどお聞きしまして、寄附金に関する件数と金額、そしてほかの自治体に寄附した金額を聞いておりまして、ちょっとびっくりするところがございました。まず、そのびっくりすると言いますのは、ふるさと納税に関しまして何点かびっくりするところがあるんですが、まず受け入れる側としては、なるほどこのくらい少ないんだな、少なかったなという認識でおります。これは、やはり行政努力というものが必要なんだなというふうに痛感しております。その辺は企画のみならず全庁的にさまざまな常総市にも特産がございます。特産だけじゃなく、さまざまな対策を練ってみてはいかがでしょうか。例えば、納税してくれた方に花火の特等席を与えるだとか、特典といいますとさまざまな努力というものが必要なんじゃないかなと思います。現在はホームページだけなんですが、これがこの質問を皮切りにさまざまな施策が展開されることを御祈念申し上げます。  そして、他の自治体に行ってしまう金額、先ほど21年に1億行っちゃったと。これは非常に何と言うんですか、あっちへ行っちゃったからどうとかというわけではないんですが、1件に対してもう一度、その金額が行っちゃったということですか。プラスそれが行っちゃったことに対して常総市というのは、税収上の問題というものは、制度上も私は詳しくないので、問題といいますか、少なくなっちゃったとかそういうものはないのかどうか、お聞きしたいと思います。 300 ◯議長(岡野一男君) 財政課長。 301 ◯財政課長(荒木悟志君) それではお答えいたします。  21年度、お一人の方が1億円県北の町に寄附されたということになっております。それに対する税については数百万円当市の税が減ったという事実がございます。  以上です。 302 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 303 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございます。その御寄附をされた方はふるさとへの思い、そしてふるさとをどうにかしたいんだという思いが非常にお強い方なんだなというふうにお聞きしていて思います。当市でも、非常に成功されている方がもしかしたら、そういうような大きな寄附をしていただく可能性が今後ないとは言えないと思うんですよね。先ほどの繰り返しになりますが、やはりこういうようなPR、地元のふるさとの愛郷心醸造ではないですけど、そのようなものを積極的に行っていくべきだと思います。そのようなものを積極的に今後行う考えはあるか、高杉市長、ぜひお答えいただければ幸いです。 304 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 305 ◯市長(高杉 徹君) 今の議論を聞いていまして、私も確かにこれはもっと有効に活用すれば、例えば常総市出身で東京都内で活躍している方とか、あるいは全国で活躍している方、芸能人、スポーツ関係、政治関係も含めてかなりいますから、働きかければかなりな効果は出るのではないかなというふうに今ちょっと思っていますので、その特典についても、ただ名産というのではちょっと味がないから、例えば日本全国でベスト8に入っている花火大会の席一つとか、そういうちょっと変わったものを常総市独自の特典をつけられるようなものも考えてみるのもおもしろいと思います。確かに常総市出身で各界で活躍している方はたくさんいますから、かなり個別的にも声をかけるということも必要かなと思いましたので、積極的にこれから考えてみたいと思います。 306 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 307 ◯1番(金子晃久君) 非常に積極的な御答弁をありがとうございました。  では、3番のペーパーレス化への取り組みに移りたいと思います。先ほど情報化の計画の見直しということでございましたが、現在今、常総市では市役所庁舎の建てかえが進んでいるところでございます。その中で、先ほど申し上げましたように、稲敷市のほうでは全庁無線LAN化ということでございましたが、常総市はどうお考えなんでしょうか。よろしくお願いします。 308 ◯議長(岡野一男君) 情報政策課長。 309 ◯情報政策課長(加倉田謙二君) ただいまの金子議員の御質問にお答えします。  市には守らなければならない個人情報が必ずあります。自分のほうでは基幹系のシステムネットワークと呼んでおります。それとインターネット等につなぐネットワーク、それもあります。そこは情報の共有だったり、ただいま部長のほうから説明がありましたようなインターネットにつないで情報共有をするというふうなネットワーク、2種類に分かれております。ともに有線であります。最近の傾向としましては、稲敷市もそうなんですが、市民がタブレット端末、例えばスマートフォン、そういうふうなものを使う機会もふえております。そういうのを総合的に判断しまして、日にちは言いませんでしたが、ことしの予算時期までにその方針を決定し、情報化計画を来年2月までには策定すると、そういうような計画で進んでおります。  以上です。 310 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 311 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございました。今、検討段階というお答えでしたが、このような情報化に対してICTを利用することで、今までできなかったさまざまな行政問題の整理、解決、そして対処に容易に着手できるんじゃないかなというふうに考えています。この点は、市長も前おっしゃっておりましたが、情報化統制官、CIOでしたか、これを導入して積極的に進めていく、これに関しては非常に私も応援をしてまいりたいと思います。並行して常総市の全地域でのブロードバンド化、光に関しましてずっと要望しておりますので、これも早急にどんどんと進めていかなければならない問題でございます。これも、この前の御答弁では非常にいいお答えをいただいたというふうに思いますので、期待しまして、今年度中ぐらいに実現がなされますよう、引き続きトップセールスのほうをお願いを申し上げたいと思います。  最後に、話題は戻ってしまうんですが、空き家に関しまして申し添えて終わりにしたいと思います。現在の人口減少社会では、必然的に空き家の件数は今後ともふえていくことでしょう。しかしながら、常総市の持ち味である東京近郊からの近さ、自然環境の豊かさ、Uターンなどの需要を見ると、空き家の対処、そしてその再生が常総市の一つのキーポイントになるのではないかと考えています。行政だけの概念に今後はとらわれずに、民間とさまざまなところで協力をしていきながら、空き家に対する対処、そして再生、ぜひ取り組んでいっていただきますようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わりにします。どうもありがとうございました。    ────────────────────────────────────  散会の宣告 312 ◯議長(岡野一男君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。御協力、ありがとうございました。                 午後4時15分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...